王将戦第5局封じ手後のAI評価値速報・形勢判断-藤井聡太王将vs羽生善治九段

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王将戦第5局2日目-封じ手後のAI評価値速報を紹介していきます。
【ALSOK杯王将戦】主催:毎日新聞、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟
先手:藤井聡太王将、後手:羽生善治九段
※第6局の評価値速報はこちら
王将戦第6局のAI評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太王将の防衛か?羽生九段が通算100期に逆王手?

【王将戦第5局/封じ手後のAI評価値速報】(プラスなら先手優勢/マイナスなら後手優勢)
羽生九段が投了/18時15分頃
※封じ手後、お昼休憩前の時点で藤井王将が勝利に近づいているように見えましたが、一進一退を繰り返しています。
羽生九段が逆転。しかし、その後疑問手が出て再度互角に戻りました。
現局面は後手が指しやすい状況に見えます。
※最終版、羽生九段にミスが出て一気に評価値が逆転。グラフを見ていただくとわかるように、急激な変化が分かると思います。
王将戦第5局のAI評価値・形勢判断-藤井聡太vs羽生善治
封じ手は王手を「同玉」か「同角」のどちらで対応するかでだいぶ流れが変わりますが、
同玉だとあからさまな王手飛車に繋がる手があるため、筆者としては同角の方を指しやすそうに見えます。
(ただ、どちらにせよ「やや先手有利」で藤井王将が指しやすい展開なのは確かでしょう)
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【こちらの記事で勝負の分かれ目になったポイントを解説しています】
王将戦第5局は藤井聡太王将が勝利で防衛に王手!勝敗を分けた勝負手の桂跳ね

【初手から封じ手までの流れ】
藤井聡太王将の初手「お茶」から開始。いつも通り飛車先の歩を突きました。羽生九段は角道を開けて第5局がスタートしました。
戦型は横歩取り。羽生九段が復活するキッカケとなったと言っていい後手番の横歩取りの展開に。
藤井王将はいつも通り受けて立つ展開になりました。

戦型は横歩取りで確定。開始1時間の時点で評価値は+88と互角。(誤差範囲です)
羽生九段の研究の一手と思われる注目の手があり、藤井王将が長考に入る可能性がありそうです。
序盤から大駒交換があり、手駒に飛車角両方がある状態に。
羽生九段が交換した飛車・角を積極的に打ち込んでいきます。
対する藤井王将は手堅くじっと耐えている印象。
初日の午前中としてはあまり進んでおらず、スローペースな立ち上がりです。

局面としては序盤から激しい状態が続いており、一手間違えると一気に形勢が傾く危険な展開に。
恐らく羽生九段は研究範囲内なのでしょう。
先週末は棋王戦第2局、一昨日に朝日杯で2連戦したばかりの藤井王将はハードスケジュールによる準備不足が懸念されており、
そこに得意の「後手番横歩取り」をぶつけてきました。
藤井王将はいつも通り相手の得意な形を受けて立ちます。
お昼休憩前から藤井王将が長考に入っており、ここまでは完全に互角。
AI評価値としてもプラス/マイナスを行ったり来たりする誤差範囲レベルで、実質差はないと見て良いでしょう。

お昼までの状況は藤井王将がやや有利な状況になっていましたが、
お昼休憩を挟んだ長考の一手で評価値が逆転。
しかし、羽生九段は予想外の一手だったのか、長考に入りました。
自然な手を指せば「後手有利」がハッキリしそうな展開ですが、それが故に「何か読み抜けがあるのでは?」
と疑心暗鬼になっているのかもしれませんね。
2時間超えの長考の一手が水匠だと疑問手まではいかないものの、評価値を下げる一手に。
その後、2筋への飛車打ちが疑問手だったか、評価値では互角からやや先手が指しやすいと判定される状況に。
数手前の藤井王将4筋に桂馬が跳ねた手が「AIとしては疑問手」でしたが、羽生九段を迷わせた一手になったのかもしれませんね。
完全に2人の世界。

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