将棋会館で免状授与式に参加した感想・体験談

将棋四段免状_藤井聡太竜王の署名入りその他
【広告】

2023年3月21日、千駄ヶ谷の将棋会館(日本将棋連盟)で行われた、アマチュア免状授与式の様子を紹介します。
開催場所:東京・将棋会館 特別対局室(東京都渋谷区千駄ヶ谷2-39-9)
普段は一般の方が入れない、4階のプロ棋士の対局場で開催されました。

免状授与式に参加していたプロ棋士の方は2人。
佐藤康光九段(日本将棋連盟・会長)
鈴木大介九段(日本将棋連盟・常務理事)
※関西将棋会館の方は谷川浩司十七世名人と井上慶太九段(日本将棋連盟・常務理事)

【式次第】(私は午後の部に参加しました)
免状授与式開会
佐藤康光日本将棋連盟会長よりお祝いの言葉
免状授与式
※佐藤会長、鈴木常務理事のトークショー&質問コーナーあり。
鈴木大介常務理事より閉会の言葉

休憩時間等に他の参加者の方と交流もありました。色々なお話が聞けて良かったです。
【広告】



【日本将棋連盟の総本山、千駄ヶ谷の将棋会館で免状授与式】
一般の方が入れない4階の対局室(順位戦等が行われる部屋)で、免状授与式が行われました。
プロ棋士の方が対局する部屋に入るのは一生に一度でしょうから、良い経験になったと思います。
満足度、高かったです。
※確認したわけではないのですが、恐らく順位戦等で使う対局室だったようなので、
先日の藤井聡太竜王が名人戦の挑戦を決めた順位戦プレーオフ(vs広瀬章人八段)を戦った対局室だと思います。

その時にいただいた免状や記念品の写真を載せますね。
私は谷川浩司先生の署名を入れてもらったからなのか、記念品が谷川浩司十七世名人の写真立てでした。
かなり豪華な作りで感動がありました。
何が入っているかわからない状態で開封したので、これが一番驚きました。
(棋士の中で一番尊敬している谷川浩司先生を題材にした記念品だったので、嬉しかったです)
将棋の免状(四段)
谷川浩司十七世名人の写真立て
将棋の免許証のような四段免状
額縁を買って飾ってもいいのですが、まだ桐箱に入れたまましまってあります。
持ち歩く用?なのか、小さいサイズの免許証的なものが付いてきたので、
これはサイフかスマホカバーにでも入れて持ち歩きたいと思います。

トークショー/質問コーナーでは、免状の歴史等の話を中心に、色々と貴重なお話を伺うことができました。
せっかくの機会なのでいくつか質問させていただき、良い思い出になりそうです。
※免状の署名、僅かではあるようですが、連盟から手当が出ているようで良かった。
(毎年数千枚を書くようなので、竜王・名人のタイトルを持っている方の負担が増えてしまうでしょうし・・・)
羽生先生が七冠制覇していた時期の方が免状申請者が多かったそうなんですが、
恐らく今の方が将棋人口/競技人口は増えていても「観る将」の方がだいぶ増えているので、
そういった層をいかに実際にプレイヤーに転換させていくか、という取り組みが重要になってくるでしょうね。

小学生/中学生/高校生ぐらいの子もいましたし、年配の方まで幅広い世代の方が参加していました。
若い子の中には未来のプロ棋士がいるかもしれませんね。
後は私と同様に、若い頃に将棋を指していたけど社会人になって一度離れて、
最近になって再開した、という方も居ました。
そういう意味でも、藤井聡太竜王の活躍は大きかったのだと思います。

私自身は始めたのが遅かったのでプロ棋士を目指す事はありませんでしたが、奨励会のことや年齢制限の事は調べました。
(そして、無理だな、と感じて断念)
ただ、社会人になって離れていた期間があっても、それでも現在の方が強くなっている実感があるので
「年齢に関係なく、成長することはできるな」と思います。

【取得した免状】
日本将棋連盟公認アマチュア四段
元々は千駄ヶ谷の将棋会館(将棋道場)で指して認定されたのですが、免状は申請していませんでした。
最近になって「藤井聡太先生のタイトル戦中継を観たりAI将棋ソフトを活用した棋譜研究をしていて、
将棋界の話題で随分楽しませてもらっているな」と感じるようになり、「将棋界への恩返し」の意味も込めて申請。
(将棋会館移転プロジェクトも動いていますし、高額な寄付/募金のようなもの)
というのも、ここ数年ずっと藤井聡太竜王の活躍で楽しませてもらっていましたが、
あまりお金を使っていなかったんです。
私は将棋グッズも買いませんし・・・。
それで高額な免状を申請してもいいかな、という気持ちが芽生えました。
※尊敬する谷川浩司先生(十七世名人)の署名も追加
※仕事柄、将棋連盟の宣伝方法には「もう少し工夫すれば、もっと多くのファンを獲得できる」(売上も伸ばせる)
と感じる部分はあります。名刺渡して来ればよかったかな・・・。
(公式サイトの誘導等については専門家なので、将棋指導員を目指すよりもそちらの方が
将棋界に貢献できるような気がしなくもない)

後はもちろん、自分自身の努力と取り組んできた事の結果の証明書になるので、
一生に一度のものとして価値を感じています。
将棋会館の4階対局場に入れたのは貴重な経験でした。一般の方が入れない階なので、一生で一度の機会になったと思います。

【将棋界への貢献】
今は難しいですが、将来的に将棋指導員の資格を取得できないだろうか、と考えています。
元々子供たちに教える機会があり、教える楽しさを知りました。
自らの強さを求めるより、将棋普及のため子供たちに教える正式な資格があってもいいのかな、と考えています。
(アマ三段以上が必要なので、そういった意味でも免状があると助かります)

【免状取得で何が変わるのか】
履歴書などの趣味の欄に、正式な段位として「日本将棋連盟公認アマチュア四段」と書けるようになりました。
基本的にそんなに変わることはないかな、と思っていますが意識の違いは結構ありますね。
「四段に相応しい棋力を維持できるように」という気持ちが芽生えています。

時間をかけていた若い時代と比べると、今は仕事もありますし家庭内でやる事もあるので将棋の時間をあまり確保できません。
ただ、限られた時間の中でもAI将棋ソフトを活用して効率よく定跡研究・棋譜研究等を行い、
ここ数年で10年前より棋力アップに繋がったと実感しています。

タイトルとURLをコピーしました