名人戦の展望-藤井聡太六冠の七冠制覇と最年少名人記録更新なるか?渡辺明名人との対戦成績

将棋四段免状_藤井聡太竜王の署名入り 名人戦
【広告】

棋王戦第4局で藤井聡太竜王が渡辺明棋王に勝ち3勝1敗でタイトル奪取。
これで六冠の最年少記録を更新。藤井聡太六冠が誕生しました。
(竜王、王位、叡王、棋王、王将、棋聖の六冠。八冠制覇に向けて、残りは名人と王座)
※名人戦第2局の評価値速報(対局開始当日から随時更新予定)
名人戦第2局の評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太六冠vs渡辺明名人

今回の記事では4月から始まる名人戦に向けて、2人と対戦成績や今年度の成績・勝率、勝負の見所などを紹介していきます。
六冠となった現役最強/歴代最強と思える藤井聡太竜王vs渡辺明名人のタイトル戦、どちらが勝つのでしょうか。
【広告】



【2人の直接対決/対戦成績】
藤井六冠から見て、19戦16勝3敗。渡辺明名人から見て、19戦3勝16敗。
藤井聡太六冠:16勝
渡辺明名人:3勝
タイトル戦に限定すると
藤井聡太六冠:13勝
渡辺明名人:2勝

【今年度成績】
渡辺明名人:23勝17敗(0.5750)
藤井聡太六冠:51勝11敗(0.8225)/勝率:1位(0.823(51勝-11敗))

【直近10局の成績】
渡辺明名人:7勝3敗
藤井聡太六冠:8勝2敗

【名人戦のポイント】
直近10局の成績だけ見ると、双方好調を維持していることがわかります。
タイトル戦でも棋王戦で藤井六冠から見て3勝1敗でしたが、第3局・第4局は最終盤までどちらが勝つかわからないような
展開が続き、「通算の対戦成績だけで藤井六冠が有利、とは判断できない」と言えるのではないでしょうか。
特に先手番で無敵を誇った藤井六冠の連勝記録を止めたのが渡辺明名人です。
「先手番角換わりの藤井竜王は世界最強」と広瀬八段が評していましたが、直近の藤井六冠先手番を倒せているのは
メンタル的にも大きいでしょう。
対して藤井六冠も今年に入ってから「後手番限定のスランプでは?」と言われましたが、
王将戦(羽生善治九段)→NHK杯(佐藤勇気八段)→棋王戦(渡辺明名人)と連勝しており、
調子を取り戻している事がわかります。
双方、先手番でも後手番でも「どちらが勝つかわからない」状況と言え、熱戦が期待されます。

※とはいえ、最後の最後で藤井六冠が勝ってきているので、やはり先手番では藤井六冠が有利でしょう。
先手番で3勝1敗/後手番で五分五分ぐらい、と予想しています。
渡辺名人としては「後手番の時に最低でも1勝」という気持ちではないでしょうか。
後は先手番でどの程度勝てるか、ですね。
後手番で1勝だと、先手番で3勝しないといけません。
藤井六冠相手に7局で4勝しなくてはいけない事を考えると、防衛がいかに難しい事かわかります。

タイトルとURLをコピーしました