藤井聡太六冠誕生!棋王戦3勝1敗で史上最年少で六冠に!渡辺棋王から奪取

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棋王戦第4局で藤井聡太竜王が渡辺明棋王に勝ち3勝1敗でタイトル奪取!
これで六冠の最年少記録を更新。藤井聡太六冠となりました。
(竜王、王位、叡王、棋王、王将、棋聖の六冠。八冠制覇に向けて、残りは名人と王座)

第48期棋王戦コナミグループ杯
主催: 共同通信社、日本将棋連盟
棋王戦第4局のAI評価値推移グラフ
棋王戦第4局・AI評価値/形勢判断-藤井聡太五冠vs渡辺明棋王
戦型は角換わり。渡辺明棋王は藤井竜王の得意戦法「角換わり」に進めました。
第3局で藤井竜王の先手番連勝を止めたことで、自信をもって角換わりを選んだのではないでしょうか。
(後々の名人戦の事を考えて、ここで角換わりで勝っておきたい気持ちもあったでしょう)
渡辺明二冠は名人タイトルだけとなってしまいました。
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【初手からの流れ/戦型は?】
渡辺棋王が選択したのは角換わり。典型的な角換わり腰掛銀の形で進行しました。
角換わり定跡に近い形で進みましたが、50手ぐらいから定跡を外れ藤井竜王が強烈な攻めの一手を放ちます。
(6筋への桂跳ね)午前中から激しい展開になりました。
後手番ながら藤井竜王の攻めが強烈でお昼の時点では即終盤に入りそうな緊迫した局面になります。
勝敗を分けたのは渡辺棋王の67手目(角銀交換に持ち込んだ一手)でしょうか。
※私が活用しているAI将棋ソフトを何種類か試したのですが、この一手が疑問手判定で形勢が傾き始めました。
この一手、非常に対応が難しいもので「角銀交換だから」と安易に飛び込むとカウンターを用意しているように感じます。
しかし、藤井竜王は冷静に対応し駒得の差を確保。
少しずつ差を広げていきました。

終盤、渡辺棋王も粘って反撃します。大きな差はない状況が長く続き、夕方の現時点で接戦となっている状況でした。
この反撃が藤井竜王の玉頭を攻めるもので、逃げ道もない(壁銀になっていた)事から観戦していると
「怖い攻め」のように感じました。
しかし、その攻め手を読み切っていたようで、ギリギリのところでかわしていきます。
そのまま勝利かと思われた終盤、藤井竜王にもミスが出て評価値が互角に戻る大熱戦に。
第3局のように終盤までどちらが勝つかわからない熱戦が続きました。

最後は藤井竜王が渡辺棋王を振り切って棋王タイトルを奪取!
3勝1敗で渡辺棋王を下し、最年少六冠となりました。
後手番で王将戦第6局→NHK杯決勝→棋王戦第4局と連勝しており、少し前に言われていた
「後手番限定のスランプでは?」という心配も払拭したのではないでしょうか。

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