2025年王将戦の第5局AI評価値速報・形勢判断の解説をお伝えします。
永瀬九段の初手に対し、藤井王将が何と角道を開けました!(初めて)
2日目:永瀬九段が投了。藤井王将が防衛です。
【第74期ALSOK杯王将戦第5局】主催:毎日新聞、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟
【AI評価値・形勢判断解説】(先手)永瀬拓矢九段vs(後手)藤井聡太王将
評価値:2日目1⑨時00分:永瀬九段が投了。藤井王将が防衛です。
戦型は永瀬九段が早繰り銀のような形。藤井王将は雁木。
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【対局開始後の流れ】
1日目は永瀬九段がいつも通り飛車先の歩を突いてスタートすると、藤井王将が何と角道を開けました!
(先手でも後手でも藤井聡太七冠は初手で飛車先の歩を突くのが通例だったので、今後の戦いに向けてバリエーションを広げていく狙いもあるでしょうか)
通算500局近くの対局がありますが、初めてです。永瀬九段、かなり驚いたのではないでしょうか。
藤井王将は雁木の構え。永瀬九段は早繰り銀。
(お昼)先に仕掛けたのは先手の永瀬九段。
藤井王将は驚きの(後手番)初手を見せ、今後のタイトル戦にも影響を与えそうな雰囲気があります。
選択肢を広げることで相手は研究が難しくなりますし、4月から始まる名人戦に向けても変化がありそうですね。
(14時)後手番の初手で角道を開きく驚きの一手を見せた藤井王将。
研究プランが崩れたか、藤井王将より時間を使う永瀬九段。評価値は50%前後で推移。
(15時50分)永瀬九段は自陣の形を整える一手。ここで初めて大きく評価値が動きました。46%/54%
(17時)永瀬九段、未知の局面で次善手を指しているのですが、評価値はじわじわと藤井王将側に振れていきます。
藤井王将の一手一手の指し手が恐ろしい精度の高さ。強い。
(17時半)8筋から仕掛ける藤井王将。永瀬九段、ここで封じ手にするかもしれませんね。
(18時)永瀬九段、封じ手直前に指した一手が疑問手だったか。評価値が藤井王将に振れたところで封じ手の時間に。
藤井王将の封じ手はどうなるでしょうか。
4筋に玉が上がって陣形を整える一手か、同じく4筋の角頭を攻める一手の2択が有力候補になりそうです。
※残り時間
藤井王将:約4時間半
永瀬九段:約4時間
※2日目の流れは広告の下に記載します。
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2日目の流れ:封じ手は6筋に金が上がり陣形の厚みを増す一手。
永瀬九段、これは予想外だったでしょうか。
30分ほどの考慮で返す永瀬九段。局面としてもそうなんですが、時間の使い方を考慮しても藤井王将ペースで進んでいるようです。
藤井王将、更に陣形を手厚くする一手。慌てて攻めず、慎重に駒組を進めています。
永瀬九段、この鉄壁布陣を崩せるでしょうか。
(11時)封じ手より数手進んで現在42%/58%と藤井王将リード。
1段目にいた飛車が一気に2筋に回る地下鉄飛車で、飛車が向かい合う展開になっています。
(12時)藤井曲線に入ったかと思われましたが、永瀬九段も最善手連発でギリギリのところで耐えています。
(14時半)少しずつ盛り返していた永瀬九段でしたが、緩手が出てしまい評価値が40%/60%へ。
(15時半)藤井王将、永瀬九段の揺さぶりに惑わされず最善手を選択。終盤前の難しい駆け引きが続きます。
永瀬九段、相手に手を渡す端歩突き。この一手がどう影響するでしょうか。
終盤前の難しい駆け引きが続きます。
(16時半)永瀬九段、苦しい展開。1筋の端歩攻めが遅いのかどんどん差が開いていきます。
藤井王将がリードする展開。端攻めへの対応を手抜いて一気に攻めるかもしれませんね。
藤井王将、流れるような手順で永瀬九段の陣形を崩していきます。これは強い。
終局にはまだ時間が掛かると思いますが、進行速度が一気に上がりそうな雰囲気があります。
(17時半)永瀬九段に良い手が全くないでしょうか。かなり苦しい展開。
藤井王将、強い。このまま押し切ってしまいそうです。(20%/80%)
(18時)必死に耐える永瀬九段。
藤井王将は仕留めに行くか、慎重に進めるか難しい局面でしたが、攻める一手を選択。玉頭から崩しにかかります。
(18時35分)必死に耐える永瀬九段ですが、いつ投了してもおかしくない局面になってきました。
藤井王将、強い。完勝ペース。
王将戦第5局のAI評価値速報-藤井王将が衝撃の初手!角道を開ける
