女流王位戦第1局の評価値速報・形勢判断解説-里見香奈女流王位VS伊藤女流四段

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女流王位戦第1局の評価値速報・形勢判断を解説していきます。
里見香奈女流王位VS伊藤沙恵女流四段
振り駒の結果、先手は伊藤沙恵女流四段に決まりました。
主催: 新聞三社連合、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会
※2人の対戦成績:32回対戦があり、里見女流王位が23勝9敗と勝ち越しています。
【AI評価値速報・形勢判断】
女流王位戦第1局のAI評価値速報・形勢判断
伊藤女流四段に疑問手が出てしまい形勢が逆転しています。
その後、里見女流王位にも疑問手が出て、評価値が再逆転。
挑戦者、伊藤女流四段が有利な展開になっています。(評価値が波打っている激しい攻防が続いています)
※133手で里見女流王位が投了しました。
以下、初手からの解説を執筆していきます。
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先手は伊藤女流四段。居飛車で進行。
里見香奈女流王位は向かい飛車で迎え撃ちました。
里見女流王位は美濃囲いの形に進行しています。
伊藤女流四段は左美濃囲いの形に。
ここから双方駒組を進めて陣形を整えていき、銀冠/穴熊(両方作り掛け)の形に進んでいます。
向かい飛車という事もあり、双方慎重に駒組を進め、形を整えてからの開戦となりそうです。

午後、里見女流王位が仕掛けました。
向かい飛車から中飛車に振り直し、中央で歩の突き捨てを連発。
評価値としては「やや先手が指しやすい(伊藤女流四段)」という状況ですが、里見女流王位が攻め始めました。
今のところ、伊藤女流四段が冷静に対応して僅かにリードしています。
※15時のおやつ休憩の後、伊藤女流四段に疑問手が出てしまい形勢が逆転しています。
※あくまで評価値上ではありますが、双方に疑問手が続く場面があり、形勢が二転三転します。
勝敗を分けたのは終盤に差し掛かった局面。
伊藤女流四段が龍を相手玉に寄せた一手に対して、里見女流王位が6筋に歩を打った一打で評価値が大幅に動きました。
(筆者であれば、ここでは攻めの1手として7九の地点を狙いたい局面でした)
途中、里見女流王位が盛り返す場面もありましたが、先ほどの一手で大きな差がついており
再逆転までは届かず。133手で里見女流王位が投了しました。

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