角換わり腰掛け銀とは?将棋の戦型・守り方で囲い方を初心者向けに解説

角換わり腰掛け銀戦型・囲い
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先日の棋王戦(渡辺明棋王vs藤井聡太竜王)第1局で藤井竜王が選択した戦型は得意の「角換わり」。
将棋を指す方はご存じの方も多いと思いますが、「観る将」と呼ばれる観戦メインの方のために、
簡単に「角換わり」を紹介します。

【角換わりとは?】
将棋の代表的な戦法の1つで、藤井聡太竜王が得意とする戦型です。
序盤の段階で角を交換した後に駒組みを進め、双方が角を手持ちにした状態で戦うため、
「角の打ち込み」場所に気を配りながら駒組みを進める必要があります。

【角換わりのスタート】
角換わりの基本は角交換からスタートします。
しかし、先手が自分から角を交換してしまえば、自分から一手損する形になってしまうため、
そうならないように後手から角交換をしてもらう形が基本です。
将棋・角換わり
以前は8八銀の形が主流だったと思いますが、近年は「このまま戦いが始まってしまった場合に、
8八の銀が壁になってしまう」ことを避けるために、上記図のような形から入るパターンが増えました。
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「角換わり」には「早繰り銀」などの様々な形がありますが、比較的オーソドックスなのが以下の図のような
「角換わり腰掛け銀」の形です。中央の歩に銀が腰を掛けているように見えるため、「腰掛け銀」という名前になりました。
将棋・角換わり腰掛銀
図の形で終わらずに、玉を矢倉囲いにするのも良いでしょう。
最近は「玉をしっかり矢倉囲いで守りを固める」よりも図のような「バランス型」が多く見かけるようになりました。
藤井聡太竜王が採用していたことで、一気に広がった最新の角換わりの形と言えます。

尚、飛車が2九の位置に来る形も多くみられる形です。角換わり定跡の1つと言っていいでしょう。
飛車を2九に引く形にするのは、以下の理由です。(筆者の考えです)
・角交換をしているため、相手から角を打ち込まれる隙を無くすため。
・飛車を横移動しやすくするため。(状況次第で他の筋に飛車を回す)

※「腰掛け銀」「棒銀」「早繰り銀」は角換わりの三大戦法と言えるでしょう。
その中でも特に定跡が複雑なのが角換わり腰掛銀ではないでしょうか。

戦型・囲い
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