【棋聖戦第4局のAI評価値速報・形勢判断解説】
藤井聡太七冠が勝てば防衛。佐々木大地七段が勝てば2勝2敗でフルセットにタイトル奪取に逆王手。
注目の第4局の評価値を速報で紹介します。
【第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負 第4局】
対局日程：7月18日
主催：産経新聞社、日本将棋連盟
開催場所：新潟県新潟市「高志の宿 高島屋」
【第4局のAI評価値速報・形勢判断解説】（先手：佐々木大地七段、後手：藤井聡太棋聖）
※佐々木七段が投了。藤井棋聖が防衛です！（3勝1敗）
※速報！
棋聖戦第4局で防衛を決めたのはAI超えの一手？藤井聡太の強烈な決め手を解説
※もう1つの解説記事
棋聖戦第4局で指されなかった幻の好手-藤井聡太棋聖vs佐々木大地七段
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【初手からの流れ】
多くの方が予想していた通り、佐々木七段は相掛かりで進めます。
駒組みの段階で前例を外れる展開になったようですが、お昼の時点ではほぼ互角。
（評価値だけ見ると、数％だけ佐々木七段側に振れているが、これは先手特有の差と考えてよいので、
実質差がないに等しい状況）
局面だけ見ると、佐々木七段の方が少し指しやすい・攻めやすい展開のように見えます。
中盤、藤井聡太棋聖がじっと耐える手を選び、佐々木大地七段が1筋から攻めていきます。
藤井棋聖は逆サイド（9筋）から仕掛ける展開になり、攻め合いの展開になりそうです。
現在、佐々木七段がリード。
その後、藤井棋聖が逆転しリードを保っていましたが、終盤時間に追われたのか強引な手が出てしまい再逆転。
佐々木七段がリードして終盤戦に入っています。
評価値がジェットコースター状態。激しく上下しています。藤井棋聖が逆転。
佐々木七段はAI最善手（7筋の香打ち）だと優勢を維持できましたが、人間には指しにくい一手だと感じました。
感覚的に読み難いだったと思います。
※速報！
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【対局前の注目ポイント】
(1)現在は2勝1敗。藤井棋聖が勝てば防衛。佐々木七段が勝てば2勝2敗でフルセットに持ち込みます。
(2)藤井棋聖が負けると、2年前の叡王戦で豊島九段と戦った時以来のフルセットに。
(3)2人のタイトル戦は今まで先手番が勝ち続けていましたが、王位戦第2局で初めて藤井七冠が後手番で勝利。
(4)2人の直接対決は、現在藤井棋聖が3連勝中。
(5)最終局までもつれた場合、先手後手を決めるのが振り駒となります。今年度、先手番での勝率が非常に高い
佐々木七段が相手となるため、最終局で後手番になる可能性を考慮すると藤井棋聖としては第4局で防衛を決めたい。
※対局前の情報
【藤井竜王・名人と佐々木大地七段の直接対決】
藤井棋聖から見て、過去6勝3敗
【2人の今年度成績】
藤井聡太七冠：14勝3敗(0.8235)
佐々木大地七段：14勝5敗(0.7368)※4敗は藤井聡太七冠が相手
【直近10局の成績】
藤井聡太七冠：9勝1敗
佐々木大地七段：6勝4敗（4敗は全て藤井聡太七冠が相手。全てがタイトル戦）
