【王位戦第4局のAI評価値速報・形勢判断解説】
 藤井王位が3連勝スタートで迎える第4局。一気に防衛を決めるか、佐々木大地七段が待望の1勝を挙げるか。
 注目の第4局をAI評価値を参考に解説します。
 ※藤井王位は早めに防衛を決めることができれば、王座戦のタイトル挑戦に集中できます。
 佐々木七段は先手番なので、ここで勝って反撃開始と行きたいところでしょう。
【お~いお茶杯王位戦 第4局】
 対局日程:8月15日、16日
 主催:新聞三社連合、日本将棋連盟
※王位戦第5局の評価値速報
藤井聡太王位が勝って防衛!勝負を決めたのはAI超えではなく人間だからこそ指せる一手-王位戦第5局
【第4局のAI評価値速報・形勢判断解説】(先手:佐々木大地七段、後手:藤井聡太王位)
 ※藤井王位が投了。
 +2555(99%/1%)藤井王位が投了しました。
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 【初手からの流れ】
 相掛かりで進行中。開始から約1時間、早くも研究から外れたのか、佐々木七段が小考中。
 藤井王位も長考で返し、序盤から長考合戦に。
 12時の時点で19手と、遅い進行になっています。
 午後もスローペース。1日目はあまり進まないかもしれませんが、
 油断すると急戦を仕掛けられる可能性もある陣形のため、双方慎重に進めています。
 夕方になっても30手と進みが遅く、多少進んでも封じ手は35手以内になりそうです。
 (封じ手場面で31手目という超スローペース。封じ手が32手目になります)
 この後、封じ手局面はどちらが有利なのか、将棋AIソフト同士に戦わせた結果を紹介する予定です。
※執筆完了!
王位戦第4局の封じ手局面はどちらが有利?将棋AI同士に戦わせた結果は互角!藤井王位の防衛なるか
封じ手は飛車を5筋に逃がす一手でした。候補手の1つだった飛車切りには踏み込まず。
 封じ手開封後、佐々木七段は1時間半を超える長考。飛車切りの方をメインに考えていたのかもしれません。
 佐々木七段が僅かにリードして2日目のお昼休憩に入りました。
 その後、多少の浮き沈みはありましたが、「先手・佐々木七段が良い状況」で推移しています。
 藤井王位に読み抜けがあったのか、差がつき始めました。
 佐々木七段は先手番で王位戦初勝利なるか。
夕方になり、粘る藤井王位。じわじわと追い上げていきます。中継の評価値で70%/30%程度だった状況から、
 現在は55%/45%まで差が詰まってきました。
 18時直前、藤井王位がついに50%/50%の状態まで持ち込みます。
 大駒を全て取られている状況の中、凄い粘り。
 ABEMAの中継、将棋連盟公式のモバイル中継、各種将棋AIソフトで評価値に違いが出ており、
 形勢判断が非常に難しい局面が続いています。
※速報:佐々木七段が勝利!王位戦第4局の解説記事
藤井聡太の敗因は?王位戦第4局の勝負所をAI評価値を参考に解説-佐々木七段が快勝!
【対局前の注目ポイント】
 (1)過去の直接対決は藤井七冠の8勝3敗。ダブルタイトル戦の前までは互角でしたが、差が開き始めました。
 (2)同時並行で行われていた棋聖戦は、藤井七冠が3勝1敗で防衛。
 (3)現在、2人の直接対決は藤井七冠が5連勝中。
 (4)藤井王位が勝つと4連勝ストレート勝ちでタイトル防衛。
藤井王位は負けても3勝1敗とリードしているのと、次が先手番なのでそこまで気にしないかもしれません。
 ただ、1局負けると王座戦の日程と近くなってしまうため、準備の面で影響が出るかもしれません。
 佐々木大地七段としては逆襲のチャンスになるかもしれません。
 そういった意味で、何としても第4局に勝ちたいでしょう。
 その後、多少の揺れはありますが、やや先手(佐々木七段)が良い状況で推移しています。
【対局前のデータ】
 直近10局の成績は・・・
 藤井聡太王位:9勝1敗(1敗は棋聖戦第2局(佐々木大地七段))
 佐々木大地七段:4勝6敗(5敗は藤井聡太王位に負けたもの)
【今年度成績】
 藤井聡太王位:17勝3敗(0.8500)
 佐々木大地七段:18勝9敗(0.6666)


