藤井聡太の敗因は?王位戦第4局の勝負所をAI評価値を参考に解説-佐々木七段が快勝!

王位戦第4局の藤井聡太の敗因は?AI評価値を参考に解説 王位戦
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王位戦第4局は佐々木大地七段が勝利!対局後、藤井聡太王位が語った敗因を
AI評価値を参考に解説します。

【お~いお茶杯王位戦 第4局】
主催:新聞三社連合、日本将棋連盟

【第4局のAI評価値推移】(先手:佐々木大地七段、後手:藤井聡太王位)
王位戦第4局AI評価値速報-藤井聡太七冠vs佐々木大地七段
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【敗因となった一手】
中継を観ていた方や棋譜を確認した方なら「この一手が敗因だろう」というのがわかりやすい場面がありました。
それは藤井聡太王位が時間を掛けずに指した飛車で3筋の歩を取る一手。
※封じ手で盤面のど真ん中に位置していた飛車を活用する一手。

先手・佐々木大地七段の返しとして飛車の隣に角を打ち込むことで、飛車を封じてしまう返しワザがありました。
藤井聡太王位は、この一手を見落としていたようです。
その前後の将棋AIソフト評価値推移を見ると疑問手判定が出ており、ここで一気に差が開きました。
藤井聡太の敗因は?王位戦第4局の勝負所をAI評価値を参考に解説
私が観ている感触として、封じ手の局面で既に
「評価値としては互角だけど、藤井王位の方が指しにくい局面だな」と感じていました。
その時に「飛車を切らずに5筋に回しておいたこと」が、結果的にこの疑問手に繋がってしまったようです。
※飛車を切っていたら、かなり攻めが細い状況になっていたので、どちらにせよ藤井王位としては苦しい展開になっていた。
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佐々木七段も完勝、というわけではありませんが、藤井王位に大きなリードを許すことがなかったので快勝と言えるでしょう。
次の後手番で勝てると、流れを変えられるかもしれませんね。注目です。
藤井王位としては王座戦が控えているため、過密日程を避けるのに勝ちたい一局だったとは思いますが、
3勝1敗ペースなので悪いわけではありません。
「同じ相手に続けて負けない」「タイトル戦で連敗しない」という強みを持っている藤井聡太王位。
第5局ではしっかり立て直してくるのではないでしょうか。

※少々心配なのは、今日1日藤井王位の元気が無かったように見えたことです。
体調不良なのか、疲れによるものなのか、形勢を損ねていたからそう見えただけなのかはわかりませんが、
最近見なかった様子だったので、1将棋ファンとして気になりました。

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