名人戦第4局の評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太竜王vs渡辺明名人

名人戦
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将棋の名人戦第4局、この記事でAI評価値速報・形勢判断解説をお伝えします。
藤井聡太竜王が勝てば3勝1敗で「最年少名人」「最年少七冠」に王手をかけます。
渡辺明名人が勝てば2勝2敗のタイに持ち込みます。
(渡辺名人が勝った場合、藤井竜王がタイトル戦で初の連敗を記録することに)

【名人戦第4局】
対局日程:5月21日・22日
主催: 毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟
※藤井竜王の2勝/渡辺名人の1勝

※速報!
名人戦第4局は藤井聡太竜王の勝利!最年少名人と七冠に王手!

※勝負を決めた一手の解説記事
名人戦第4局で藤井竜王がAI超えの一手!渡辺名人を早い投了に追い込む強烈な一手

※第5局の評価値速報
名人戦第5局の評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太竜王vs渡辺明名人

【第4局のAI評価値速報・形勢判断解説】(第4局は藤井竜王が先手/渡辺名人が後手)
評価値:69手目+1251(85%/15%:先手優勢)※渡辺名人が投了しました!藤井竜王、3勝1敗で最年少名人に王手!
名人戦第4局AI評価値速報-藤井聡太竜王vs渡辺明名人
封じ手は7筋への桂跳ね。AI最善手で藤井竜王がリードを保ちます。
渡辺名人は時間の面でリード中。1時間40分ほどの差があり、この差を終盤で活かせるかどうか。
渡辺名人の細い攻めを受け止め、藤井竜王は反撃のターンです。お昼の時点で藤井竜王が優勢です。
※渡辺名人が2時間半を超える大長考。
※典型的な藤井曲線に入ってきました。渡辺名人は攻めが無理筋だったでしょうか。
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【初手からの流れ】
藤井竜王はいつも通り、初手お茶から飛車先の歩を突きます。渡辺名人は角道を開けました。
渡辺名人は4手目で角道を止めて、角換わりは無くなりました。雁木模様で進んでいます。
午前中は藤井竜王の長考が続き、午後に入って渡辺名人が長考返し。双方1日目は慎重な進め方です。
藤井竜王が3筋から攻撃開始。渡辺名人は9筋の歩を突き捨て反攻。
夕方までは全くの互角でしたが、封じ手1時間前ぐらいになり渡辺名人に疑問手が出て評価値が藤井竜王側に振れました。
初めて55%を超えてハッキリと先手側に傾いています。
(互角範囲内ですが、AI将棋ソフトの判定が「先手有利」に切り替わるギリギリぐらいの状況)

中継の聞き手役デビューとなった内山あや女流初段、緊張はあったと思うのですがとても上手で聞きやすい話し方でした。
今までの方の中でもトップクラスに印象が良かったかもしれません。
将棋界の発展に貢献度が高い存在になりそうです。

※封じ手後をAI同士に戦わせた結果を紹介
名人戦第4局の封じ手局面はどちらが有利?AI同士に戦わせた結果を紹介

【2人の直接対決/対戦成績】
藤井六冠から見て、22戦18勝4敗。渡辺明名人から見て、22戦4勝18敗。
タイトル戦に限定すると
藤井聡太六冠:15勝
渡辺明名人:3勝

【名人戦第4局のポイント/対局開始前の情報】
(1)渡辺名人は藤井竜王とのタイトル戦で2勝目をあげたことがなく、第4局に勝てると
「藤井聡太竜王とのタイトル戦で初の2勝目」「藤井聡太竜王にとって、初のタイトル戦で連敗」という記録が掛かっています。
(2)藤井竜王が勝つと最年少名人位獲得&最年少七冠達成に王手をかけることに。
(3)実は渡辺名人にとって第3局の勝利は「対藤井2日制タイトル戦で初勝利」でした。(それまでは0勝6敗と全敗)
2日制タイトル戦でも勝てたことで、今後のタイトル戦に好影響となるか。
(4)藤井聡太竜王の最大の懸念は過密日程。名人戦/叡王戦が続いている中、6月上旬に棋聖戦も始まります。(しかも第1局がベトナム開催)
各々タイプも違う挑戦者の為、研究時間・準備時間が取りにくい状況になっています。

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