竜王戦第1局の封じ手局面は藤井竜王が優勢?AI同士に戦わせた結果を参考に解説

竜王戦第1局の封じ手局面はどちらが有利?AI将棋ソフトに戦わせた結果を参考に解説-藤井聡太vs伊藤匠 竜王戦
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竜王戦第1局の封じ手局面は藤井竜王と伊藤匠七段のどちらが有利なのか?
将棋AIソフト同士に戦わせた結果を参考に解説します。

第36期竜王戦第1局:10月6日、7日
主催: 読売新聞社、日本将棋連盟

※速報
竜王戦第1局は藤井竜王が後手番で完勝!圧倒的な強さで初戦を制す

【AI評価値・形勢判断解説】(先手)伊藤匠七段vs(後手)藤井聡太竜王
封じ手局面までのAI評価値の推移はこちらです。やや藤井竜王が有利な状況と言えますが、
まだ誤差範囲内だと考えていいでしょう。
竜王戦第1局AI評価値-藤井聡太竜王vs伊藤匠七段
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相掛かりでスタートした竜王戦第1局。藤井竜王にとっては同世代のライバルの挑戦を受ける防衛戦で、
今までの先輩とのタイトル戦とは、また少し違った気持ちで対局しているのではないでしょうか。

【封じ手局面からAI同士に戦わせた結果は?】
竜王戦第1局の封じ手局面から将棋AIソフト同士に戦わせた結果は藤井竜王が優勢
先手:伊藤匠七段側1勝(勝率5%)
後手:藤井聡太竜王側19勝(勝率95%)

大差がついてしまいましたが、そこまで極端なリードではないので、
一手でひっくり返るレベルの差だと思っていただいた方がいいですね。
伊藤匠七段を応援している方は、そこまで悲観する必要はありません。
(AI同士の戦いだとある一定以上のリードがあると逆転しにくいため、
持ち時間は1手2秒と短く設定して「あえてミスが発生する状況」で20局戦わせました)
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【1日目の注目ポイント/AI評価値を参考に解説】
流れが変わったのは、交換した角を敵陣(8筋)に打ち込んだ藤井竜王の一手。
この前後からAI評価値が揺れ動きました。
竜王戦第1局の勝負所を解説-藤井聡太竜王vs伊藤匠七段
伊藤七段が得意とする相掛かりの展開となり、先手番の伊藤七段としては何としても勝っておきたいでしょう。
しかし、疑問手判定される手もあり、封じ手局面では「やや藤井竜王がリード」という状況です。
勢いのある挑戦者ですが、絶対王者の藤井竜王に完封されてしまうのか。
ここから巻き返して初戦を先勝できるか。
封じ手次第で大きく流れが変わりそうなので、勝負を分ける一手になるかもしれません。
予想としては4筋の飛車の後ろに歩を打つか、8筋の金で7筋の歩を取る一手のどちらかではないかと予想しています。
藤井竜王が敵陣に打ち込んだ角があるので、放置していると角を引いて馬を作られてしまいます。
先手の伊藤七段としては、攻め(4筋への歩打ち)を選ぶか守り(金で7筋の歩を取る)を選ぶか。
または別の一手か。
封じ手次第で、伊藤七段の狙いと覚悟が分かる展開になりそうです。

※速報
竜王戦第1局は藤井竜王が後手番で完勝!圧倒的な強さで初戦を制す

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