鎌田美礼女流2級が大城千花アマに逆転勝ち！今回の記事では鎌田美礼女流2級の対局を詳しく解説します。
大城アマの猛攻をしのぎ、評価値で30％／70％近い状況から、一気に逆転勝ちを収めました。
最後は11手詰め。抜群の終盤力で華麗に仕留めました。
鎌田美礼女流2級、素晴らしい終盤力・読みの力を魅せてくれました。
第13期リコー杯女流王座戦一次予選
主催：リコー、日本将棋連盟
特別協賛：日本経済新聞社
先手：大城千花アマ／後手：鎌田美礼女流2級
戦型：角換わり（鎌田美礼女流は腰掛銀／大城アマは早繰り銀）
【女流王座戦一次予選：AI評価値推移・形勢判断速報】
122手で大城アマが投了。鎌田美礼女流が1回戦突破です。
勝負を決めた局面を詳しく解説します。
【広告】
勝負を分けた局面はココでしょう。大城アマが序盤から猛攻を仕掛け、鎌田美礼女流は受けに回りますが押し込まれていました。
直前の評価値はAI将棋ソフトで大体35％／65％ぐらいで大城アマが有利。（ソフトによっては30％／70％ぐらいになりました）
ここで6三角とした大城アマの一手が悪手でした。評価値が―700ぐらい一気に下がってしまい、＋650程度だった評価値が
一気に後手の鎌田女流に傾きます。
【広告】
そこからは評価値グラフの通り、攻守が逆転。鎌田美礼女流2級が攻勢を仕掛けます。
攻め筋が鋭く、一気に逆転しリードを広げていきました。
最後はこの局面で8七桂成りから11手詰めの即詰みに打ち取ります。
大城アマの棋風が激しい攻め将棋で、鎌田美礼女流も押し込まれて守勢に回りましたが、
冷静に受けてからの華麗な逆転劇。
最後は鋭い終盤力を魅せ、華麗な詰みに打ち取りました。
良い形での勝利となり、今後の勝ち上がりに期待が持てる対局でした。
