叡王戦の第4局は藤井聡太叡王の防衛がかかった1局。ここまで2勝1敗とリードしており、
藤井叡王が勝てば防衛で六冠を維持⇒名人戦の結果次第で七冠に近づくことになります。
菅井竜也八段が勝てば2勝2敗のタイに戻すことになり、藤井叡王にとって久しぶりのフルセットとなります。
（過去、唯一のフルセットは2年前の豊島叡王からタイトルを奪取した時。2日制のタイトル戦では、まだフルセット経験がない）
【叡王戦第4局】
先手：菅井竜也八段、後手：藤井聡太叡王
主催： 不二家、日本将棋連盟
協賛： レオス・キャピタルワークス（特別協賛）、 中部電力・豊田通商・豊田自動織機・日本AMD
藤井聡太叡王にとって、七冠のために大事な防衛戦。第4局で勝てば防衛となり、
平行して行われている名人戦に向けて大きな勝利となります。
ここまで3局とも「先手番が勝利」しており、藤井聡太叡王の2勝1敗。
第4局は菅井八段が先手となるため、防衛を決めるのは難しい1局となりそうです。
※第3局の評価値推移グラフを見ていただくとわかるように、
藤井叡王が追い込まれてからの逆転勝ちで、先手番でしたがかなり苦しい展開でした。
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第1局は藤井聡太叡王が、第2局は菅井八段がそれぞれ快勝。
第3局は藤井叡王の逆転勝ち。
先手番が勝ち続けるシリーズとなっていますが、第4局でブレイクすれば藤井叡王が防衛となります。
逆に、菅井八段が勝って最終局までもつれると先手・後手は振り駒で決める事となり、
多少運の要素が入ってきます。
名人戦で勝利して七冠を目指すためには叡王戦の防衛が必須。
藤井聡太叡王にとって、第4局は何としても勝ちたい一局でしょう。
【調子は上向き？どちらが良い状態か／今年度の成績】
藤井聡太六冠
今年度成績：6勝2敗(0.7500)
直近10局：8勝2敗
菅井竜也八段
今年度成績：1勝2敗(0.3333)※今年度は3局とも藤井聡太六冠との対局
直近10局：4勝6敗※2敗は藤井聡太六冠に負けた対局
菅井竜也八段の成績が叡王戦のタイトル戦による影響が大きく、少々参考にしにくい部分はあります。
成績だけ見ると後手番とはいえ藤井六冠の方が好調を維持しているので防衛するのでは？
と思う方が多いかもしれませんが、第2局では完敗していますし、第3局も逆転勝ちで
菅井八段は楽に勝てる相手ではありません。
菅井八段が先手番となる事を考えると、ある程度競った戦いになるのと予想しています。
※第4局の評価値速報はこちらで紹介しています。
叡王戦第4局の評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太vs菅井竜也
※解説のプロ棋士もわからず、AIも見つけられていなかった詰み筋を発見した歴史に残る一手を解説！
叡王戦第4局で魅せた歴史に残る一手！藤井聡太叡王、脅威の終盤力を解説
