叡王戦第2局の評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太vs菅井竜也

叡王戦第2局-藤井聡太叡王vs菅井達也八段 叡王戦
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菅井竜也八段が藤井聡太叡王に挑戦する2023年の叡王戦。
こちらの記事で叡王戦第2局のAI評価値・形勢判断速報をお伝えしていきます。

主催: 不二家、日本将棋連盟
協賛: レオス・キャピタルワークス(特別協賛)、 中部電力・豊田通商・豊田自動織機・日本AMD
持ち時間:4時間(チェスクロック方式)

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叡王戦第3局で勝負を決めた歴史に残る好手-藤井聡太叡王が奇跡の逆転勝ち!

※第3局の評価値速報
叡王戦第3局の評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太vs菅井竜也

※速報(菅井八段が勝利!1勝1敗のタイに戻しました)
叡王戦第2局の勝敗を分けた勝負手を解説-菅井八段が勝って1勝1敗に!

※第4局の評価値速報はこちらで紹介しています。
叡王戦第4局の評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太vs菅井竜也

【叡王戦第2局の評価値速報・形勢判断】
115手目:藤井叡王が投了。
叡王戦第2局・AI評価値-藤井聡太叡王vs菅井竜也八段
第2局は菅井達也八段の先手番、藤井聡太叡王が後手番です。
中飛車ではなく三間飛車になりました。双方、穴熊の形に進んでいます。
ある程度守りが固まってきた状況で開戦。午後からから本格的な駒のぶつかり合いに発展しています。
※午後に入って藤井叡王が苦しい展開が続いています。差が広がらないようにギリギリの戦いを繰り広げていますが、
菅井八段の方が指しやすい状況が続いています。
残り時間も1時間以上差がついており、藤井叡王は第1局に続いて時間を使って1分将棋に入りました。
菅井八段ペースで進んでいます。このまま勝つと完勝と言える内容です。
※115手で藤井叡王が投了しました。
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第1局は後手番で三間飛車を選択し、双方が銀冠に囲っていきました。
早い段階で藤井叡王が1分将棋になりましたが、評価値推移を見てわかるように「完勝」と言っていい勝ち方でした。
※前日記者会見で菅井八段が「最高の居飛車と最高の振り飛車の対決」「自分以外の振り飛車党では絶対勝てませんから」
と話していた事から、第1局の完敗は相当悔しい結果だったのではないでしょうか。
第2局は菅井八段が先手。ここで負けると「ストレート負け」が見えてきてしまうため、
絶対に勝ちたい先手番での対局になります。
藤井叡王にとってタイトル戦初となる振り飛車党が相手。対居飛車党と比べると対戦経験が少ないため、
いつもとは違った苦戦があるかもしれません。

【藤井聡太叡王との対戦成績】
9局あり、藤井聡太叡王の6勝3敗。昨年8月のA級順位戦では菅井八段が勝っている。
藤井聡太六冠に対して、極端な苦手意識はないのではないでしょうか。
叡王戦より持ち時間の長いA級順位戦でも対局がありますし、双方大体の感覚は掴めているのではないと予想しています。

【注目ポイント】
藤井聡太叡王にとって、タイトル戦の舞台で初めて振り飛車党の挑戦を受けます。
今まではタイトル戦での振り飛車対戦経験が無かったため、対局経験の少なさから
今までのタイトル戦以上に苦戦する可能性もあります。
菅井八段は中飛車で来るのではないでしょうか。
※対する菅井八段は、ほとんど「振り飛車vs居飛車」の状況で戦っているため、経験値がだいぶ違う。
第1局で藤井叡王が完勝しているため、菅井八段は第2局の先手番で負けてしまうと
「第3局は藤井聡太叡王の先手番」となる事から、3連敗での敗退が見えてきます。
第1局の前日会見で「最高の居飛車と最高の振り飛車の戦い」と表現したぐらいなので、
ストレート負けは絶対に避けたいでしょう。

逆に菅井八段から見て「タイトル戦での藤井聡太」を体験するのは初めてです。
一般棋戦や順位戦とは一味違う藤井聡太六冠を体感することになるかもしれませんね。
データを考慮すると、藤井聡太叡王の防衛ではないかと予想していますが、
昨年のようにストレート勝ちできるかどうか。
菅井八段が振り飛車党の代表としてどこまで戦えるか注目です。

【藤井聡太叡王】
昨年度成績:53勝11敗 勝率:0.828
通算成績:318勝63敗 勝率:0.835
直近10局の成績:9勝1敗
タイトル戦や一般棋戦の優勝を決める対局が続きました。
重要な対局ばかり続いていましたが、それでこの成績は凄いの一言。
好調を維持しています。

【菅井竜也八段】
昨年度成績:25勝15敗(0.625)
通算成績:387勝185敗 勝率:0.6765
直近10局の成績:4勝6敗
※直近10局の対戦成績
(負け)藤井聡太六冠 叡王戦第1局
(負け)佐藤康光 九段 竜王戦2組
(負け)杉本昌隆 八段 王座戦 二次予選
(勝ち)永瀬拓矢 王座 叡王戦 挑決
(勝ち)本田奎 五段 叡王戦 本戦
(負け)広瀬章人 八段 順位戦A級
(負け)八代弥 七段 NHK杯
(勝ち)佐藤天彦 九段 叡王戦 本戦
(負け)佐藤天彦 九段 順位戦A級
(勝ち)佐藤和俊 七段 竜王戦2組

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