2024年竜王戦第2局2日目が始まりました。佐々木八段が先手。藤井竜王が後手。
こちらの記事では将棋AIの評価値リアルタイム速報をお伝えします。
第37期竜王戦第2局:10月19日、20日
主催: 読売新聞社、日本将棋連盟
【AI評価値・形勢判断解説】(先手)佐々木勇気八段vs(後手)藤井聡太竜王
評価値速報:藤井竜王が投了しました。佐々木八段が勝って1勝1敗に。
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初手からの進行状況は、広告枠の下に記載しています。
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竜王戦第2局1日目。佐々木八段が先手。戦型選択は矢倉になりました。
佐々木八段は端歩の突き越し、飛車先の歩交換と積極的に動いていきます。
佐々木八段、矢倉腰掛銀のような駒組です。
藤井竜王は慎重に駒組を進め、6筋の歩を進めて位取りする形に。
午後に入って進行がスローペースに。
封じ手が近くなってくる中、藤井竜王の一手で1日目の最後が激しくなるか落ち着いたまま2日目を迎えるか。
分岐点になりそうです。
少し残り時間に差がついてきているので、佐々木八段としては十分な展開で1日目を終えることになりそうです。
※佐々木八段の封じ手となりました。互角範囲内ですが、やや佐々木八段の方が指しやすいでしょうか。
(局面としては攻められているので、心境としては苦しい状態だと思います)
※残り時間
佐々木八段:4時間43分
藤井竜王:3時間43分
封じ手候補としては以下の2つですが、9筋に角が上がる方だと攻め合いを意識した一手ですね。
7筋に下がる方だと、穏やかな展開で2日目をスタートする事になります。
第1候補:7九角
第2候補:9七角
※2日目の流れは広告の下に記載していきます。
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封じ手は9筋に角を挙げる一手。佐々木八段、攻撃的な姿勢を見せつつ、藤井竜王の出方を探ります。
対する藤井竜王は角交換を持ちかける強気の一手!これで評価値が佐々木八段の方に振れます。(60%/40%程度)
そこから数手進み、角交換に繋がり、55%/45%ぐらいで推移しています。
藤井竜王は形勢不利と考えているのか、強気の勝負手で攻めていきます。
佐々木八段は的確に対応してリードを広げていく展開に。
70%/30%程度まで差が開きました。
佐々木八段は中央から押し上げていき、藤井竜王は我慢の時間が続きます。
耐えて反撃のチャンスを伺いますが、佐々木八段が押し切れそうな局面で、このまま押し切れると自信に繋がるのではないでしょうか。
しかし、このまま終わる藤井竜王ではないでしょう。反撃の機会を伺っているはず。
評価値の差が80%以上になり、形勢としても逆転が難しいのでは?と思えるようになってきました。
藤井竜王の守りが非常に薄く、逃げるのも難しそうな状況。
佐々木八段は1時間半残っているので、そういった意味でもこのまま勝ちきれそうなペースです。
※藤井竜王が投了。苦しい展開のまま押し切られ、珍しい負け方でした。