王将戦第4局2日目の評価値・形勢判断速報-藤井聡太王将vs羽生善治九段

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本日はALSOK杯王将戦第4局2日目。封じ手まで65手の状況。形勢は互角で再開します。
藤井聡太王将vs羽生善治九段
【王将戦】主催:毎日新聞、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟

※第6局の評価値速報はこちら
王将戦第6局のAI評価値速報・形勢判断解説-藤井聡太王将の防衛か?羽生九段が通算100期に逆王手?

※速報
王将戦第4局は羽生善治九段が勝って2勝2敗のタイに!藤井聡太王将に快勝

【王将戦第4局・評価値/形勢判断速報】(2日目)
対局開始から封じ手後のAI評価値を定期的に更新していきます。
※評価値速報(16時15分時点):藤井王将が投了(羽生九段が勝ち、2勝2敗)プラスだと先手/マイナスだと後手が有利
※封じ手で評価値が羽生九段側に振れました。「先手優勢/勝勢」と言える状況です。
※羽生九段の攻めが厳しく、藤井王将は玉頭を守るのに苦戦。
お昼前になり、長考の一手がなんと玉頭を守るために銀をタダで捨てる一手。
評価値としては大幅に悪化してしまい、羽生九段優勢表示に切り替わっています。
※羽生九段は間違えないように豊富な残り時間を使って、ゆっくりと仕留めに掛かっている状況。
※藤井王将、勝負手を放ちました。幻惑する歩突きで最後の勝負に出ます。
王将戦第4局・AI評価値・形勢判断速報
こちらの記事では、評価値だけでなく「封じ手から終局までの流れ」を、詳しく解説していきます。
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【封じ手後の流れ】
※藤井王将が2時間超えの長考で封じ手となりました。封じ手が「桂馬を銀で取る(‐73)」か「玉で取る(+131)」かで、評価値がプラスとマイナスで分かれるため、
勝負を分ける重要ポイントになりそうです。
封じ手は桂馬を玉で取る手でした。評価値としてはここで下げてしまい、先手羽生九段側に傾きました。
AI将棋ソフトでも先手有利と表示されるようになり、先手有利の流れで進んでいます。
しかし、藤井王将も「これは人間では指せないのでは?」と思えるような守りの一手(自陣への角打ち)を放ち、
必死に耐えています。
藤井王将としては若干の駒得があるため、何とか凌いで反撃に繋げたいでしょう。
勝負所を迎えています。

お昼前になり、長考の一手がなんと玉頭を守るために銀をタダで捨てる一手。
評価値としては大幅に悪化してしまい、羽生九段優勢表示に切り替わっています。
その後も羽生九段の玉頭からの攻めが厳しく、AI将棋ソフト「水匠」でも「優勢」から「勝勢」に表示が切り替わりました。
見るからに厳しい状況で、一手もで手が空くのかどうか、「藤井王将はそのまま押し切られてしまうのでは?」
と感じるような勢いです。
封じ手辺りから読み抜けがあったのかどうかわかりませんが、現状では羽生九段が勝利に近づいているのは確かです。

※現状だと羽生九段勝勢は変わりませんが、攻めが切れた瞬間に、藤井王将側に反撃の手がいくつかあります。
ただ、羽生九段の守りが安定している状態なので、攻め崩すのは難しい状況。
形作り程度で終わってしまうのか、勝勢の状況から羽生九段を焦らせる展開に持ち込めるのか、
終盤の争いが続いています。

以下、1日目のダイジェスト
【序盤】対局開始直後から更新しています。先手の羽生九段が選択したのは「角換わり」
最近の対局で藤井王将は後手番で苦労している様子があるので、羽生九段としては先手番の際に確実に勝っておきたいでしょう。
(ここで負けると、次の対局がカド番状態で藤井王将の先手番になるので・・・)

※1日目は午前中から少々珍しい動きを見せています。後手番の藤井王将が新構想で先に仕掛けました。
この対局の結果次第で、角換わりの後手番で流行する形になるかもしれませんね。
1日目は一時期「千日手になるのか?」という駒の動きを繰り返す場面があり注目されましたが、
途中手を変えてそのまま進行することに。
50手目、後手番の藤井王将から仕掛けました。
激しい手の応酬で一気に中盤~終盤に入りました。
【中盤/封じ手】
序盤から激しい戦いが繰り広げられていましたが、午後は一気にスローダウン。
夕方、藤井王将の2時間を超える長考で封じ手となりました。
桂成での王手が掛かっている状態ですが、玉が逃げるのは無いとして
候補としては直前に打った銀で取るか玉で取るか、の2択と考えられます。
銀で取るパターンが自然な一手に見えます。(評価値としては‐75前後になりそうなので、後手の藤井王将としては十分でしょう)
玉で取るパターンだと若干プラスに傾き、+150前後になる見込みです。
封じ手までの形勢判断としては互角と言っていい状況ですが、持ち時間(残り時間)で3時間差になっており、
その点が2日目の勝負所で影響するかどうか気になります。

【関連データ】
<藤井聡太王将>
今年度成績:43勝9敗(0.8269)
直近10局:8勝2敗

<羽生善治九段>
今年度成績:28勝16敗(0.6363)
直近10局:6勝4敗

<2人の直接対決>
藤井王将の9勝2敗

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