王将戦第4局-封じ手から先はどちらが有利?評価値・形勢判断予想-藤井聡太王将vs羽生善治九段

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ALSOK杯王将戦第4局1日目の封じ手までは互角。今回の記事ではその後の流れを予想します。
藤井聡太王将vs羽生善治九段
【王将戦】主催:毎日新聞、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟

【王将戦第4局・評価値/形勢判断速報】(封じ手まで)
※封じ手までの評価値:65手目-73(互角)プラスだと先手/マイナスだと後手が有利(200以内の差なら、互角と言っていいレベル)
王将戦第4局・AI評価値・形勢判断速報
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まずは藤井王将の王手が掛かっている状況なので、選択肢は3つしかありません。
成桂を銀で取るか玉で取るか玉が逃げるか。
逃げる手は無いでしょうから、銀か玉の二択。
普通にやるなら銀で取る手が良さそうです。
※AI評価値としては、銀で取る手が一番良い。

藤井王将は2時間超えの長考で封じ手までいきました。
この選択肢の狭い一手を考えるだけで、こんなに長考はしないはず。
間違いなく、その先を読んでいるのでしょう。

AI最善手を前提に少し指し進めていくと、恐らく「歩が成る→金で取る→角が成る」
ぐらいまではあまり選択肢が無いように見えます。
ここまでの時点で他の変化をしていれば以下の話は意味がないのですが、
「藤井王将が長考していたのは、この角成りの直後の手」辺りを読んでいるのではないかと予想しています。
※この時点まで予想が当たっていたとすると、AI評価値は―50~100程度
その後、一度歩を叩いてから桂馬を打ち込む筋が良さそうに見えます。

僅かではあるのですが、AI最善手を指し続けるという前提であれば
「少しずつ後手(藤井王将)が良くなる」と考えています。
後は「持ち時間3時間差」という状況がどう影響するか、ですね。
人間である以上は時間がなければ焦ってミスをします。
1時間程度であればそれ程問題ないと思うのですが、3時間差だとさすがに影響はあるでしょう。
(特に、封じ手は選択肢が狭いために、羽生九段としては封じ手直後の一手も決めやすい状況なので、
「考えさせる一手を封じ手にする」という事ができません。
「時間の面で有利な羽生九段」と「僅かながら評価値で良い状況の藤井王将」、どちらが有利なのか。
私の予想では、少し藤井王将が良くなるように見えます。
※2日目の評価値速報はこちらの記事で紹介しています。
王将戦第4局・2日目のAI評価値・形勢判断速報

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