【棋聖戦第2局のAI評価値速報・形勢判断解説】
藤井棋聖が連勝スタートになるか、佐々木大地七段がタイに戻すか、注目の第2局が始まります。
【第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負 第2局】
対局日程:6月23日
主催:産経新聞社、日本将棋連盟
開催場所:兵庫県「ホテルニューアワジ」
※第4局のAI評価値速報
棋聖戦第4局のAI評価値速報・形勢判断-藤井聡太七冠vs佐々木大地七段
※第3局の速報!藤井聡太棋聖の新手を詳しく解説します。
藤井聡太の新手炸裂!棋聖戦第3局の歴史に残る驚愕の一手は将棋界の常識を覆す好手
※佐々木大地七段が勝利を決めた一手を解説
藤井聡太七冠を迷わせた佐々木大地七段の絶妙手-棋聖戦第2局
【第2局のAI評価値速報・形勢判断解説】(先手:佐々木大地七段、後手:藤井聡太棋聖)
111手目:95%/5%※藤井棋聖が投了。佐々木七段が勝って1勝1敗のタイに戻しました。
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【初手からの流れ】
相掛かりでスタート。急戦模様で激しい序盤になり、角交換の展開に。
序盤は佐々木大地七段の研究範囲だったか、午前中はほとんど時間を使わずに進みます。
藤井棋聖は長考を入れ、慎重に駒組を進めていきます。
第1局目は藤井棋聖の得意戦法「角換わり」を受けて立った佐々木七段。
第2局は佐々木七段の得意とする「相掛かり」を受けて立つ藤井棋聖。
お互いに得意戦法を出して、それを受け止める力と力のぶつかり合いです。
双方長考で、スローペースの展開になっています。
中盤、評価値に大きな差はありませんが、佐々木大地七段の方が指しやすいように見えます。
(藤井棋聖に誤算があったのかもしれません)
佐々木大地七段がリードする展開になりましたが、藤井聡太棋聖も粘って少しずつ戻す展開に。
しかし、佐々木大地七段が再度リードを奪って65%程度と大きくリードしています。
藤井聡太棋聖の勝負手が出て、一気に終盤に入りそうな展開です。
評価値では佐々木七段が優勢ですが、藤井棋聖が強烈な勝負手で揺さぶります。
勝敗を分ける一手になりそうです。
※対局前の情報
【藤井竜王・名人と佐々木大地七段の直接対決】
過去3勝2敗と大きな差はありません。ベトナムでの第1局で藤井聡太七冠が3勝2敗と勝ち越しました。
【挑戦者の佐々木大地七段について】
棋風:居飛車党で、相掛かり・横歩取りが中心。トップクラスの棋士を相手に好勝負を繰り広げており、
実力はトップクラスと言っていいでしょう。
今年度の成績が12勝2敗(0.8571)と圧倒的な強さを誇る佐々木大地七段。
藤井聡太七冠にとっては、一番勢いのある棋士の挑戦を受けることになります。
【考えられる戦型】
藤井聡太棋聖、佐々木大地七段はお互いに居飛車党なので、まず居飛車同士の戦いになるとみて間違いないでしょう。
戦型としては佐々木大地七段が先手の場合、相掛かりを採用することが多いように感じます。
後は角換わり・横歩取り・矢倉の採用もあるようです。
後手の時も同様に相掛かり・角換わり・矢倉・横歩取りが多く、藤井聡太棋聖とは力勝負になりそうです。
最近の傾向から考えると、佐々木大地七段が先手であれば相掛かりの形になる可能性が高そうです。