里見香奈女流王位が21手詰めを読み切り防衛!女流王位戦第4局のAI評価値解説

里見女流王位が3勝1敗で防衛!最後は21手詰め 女流棋士
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女流王位戦第4局の最後、勝負を決めたのは里見香奈女流王位の鋭い寄せでした。
最後の局面、21手詰めとなった局面を解説していきます。
※第4局は里見香奈女流王位が勝って3勝1敗と防衛に成功しました。

(先手)里見香奈女流王位VS(後手)伊藤沙恵女流四段
主催: 新聞三社連合、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会

【AI評価値速報・形勢判断】
先手の里見香奈女流王位が中飛車。後手の伊藤女流四段は2筋に飛車を振り「相振り飛車」の形でスタートしました。
先手の里見香奈女流王位、多少の浮き沈みはありましたが、リードを許す事なく勝利。
3勝1敗で防衛を決めました。
女流王位戦第4局のAI評価値速報-里見香奈女流王位VS伊藤沙恵女流四段
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棋譜を眺めながら勝負を決めた一手を考えていたのですが、最後の華麗な詰め筋を見て「これしかないな」と感じました。
最後は21手詰めでしたが、その局面がこちらです。(途中で投了)
女流王位戦第4局の勝負を決めた局面21手詰め
ここから21手詰めで仕留められるのは、さすが。
私も考えてみましたが、「詰むとわかっている」状態で「ようやく発見」という状況でした。
私が考えた攻め方としては、この局面だと8一に飛車と打ち込んで→同銀→王の頭から金(銀?)
→同角→同桂成→→王様で取る→8一に飛車成り→・・・という流れを考えました。

上記の局面で将棋AIソフトを使って検討してみると、以下の結果が出ます。
女流王位戦第4局の勝負を決めた局面のAI評価は21手詰め
多少入り方を変えても詰むようですが、里見香奈女流王位が選んだのは最短の8三銀でした。
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評価値としては多少の浮き沈みがあったものの、全体的には里見香奈女流王位が常にリードしていました。
これで女流王位戦5連覇。強いですね。
女流棋士の中では、やはり頭1つ抜けているように感じます。

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