棋王戦第3局のAI評価値速報・形勢判断-藤井聡太竜王vs渡辺明棋王

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棋王戦第3局のAI評価値・形勢判断速報-藤井聡太竜王vs渡辺明棋王
第48期棋王戦コナミグループ杯
主催: 共同通信社、日本将棋連盟

※棋王戦第4局はこちら
棋王戦第4局のAI評価値速報・形勢判断-藤井聡太竜王vs渡辺明棋王

※速報!
渡辺明棋王が勝って1勝2敗に!藤井聡太竜王に久々の勝利-棋王戦第3局

こちらの記事では棋王戦第3局のAI評価値速報・形勢判断をお伝えします。
ここまで藤井竜王の2勝0敗。第3局を勝てば史上最年少で六冠に!
※第3局は藤井聡太竜王が先手、渡辺明棋王が後手となります。
※こちらの記事で定期的にAI評価値グラフや解説を紹介していきます。
藤井竜王が投了。
棋王戦第3局・AI評価値/形勢判断-藤井聡太五冠vs渡辺明棋王
戦型は角換わりで確定しました。藤井竜王の得意戦法と真正面から戦う事を選んだ渡辺棋王の意地を感じます。
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【初手からの流れ/戦型は?】
藤井竜王は初手「お茶、から飛車先の歩を突き」いつもの居飛車から角換わりに向けて進めます。
渡辺棋王も角換わりを受け止め、真正面からぶつかり合う展開を選びました。
藤井竜王の先手番角換わりを乗り越えないとタイトル防衛はない、と感じているのか
得意戦法と真正面から戦うことを選びました。(渡辺二冠(名人・棋王)の意地ですね)
渡辺棋王が(藤井竜王が後手番で指す機会がある)後手番の4筋に飛車が回る戦法を見せると、藤井竜王は序盤から桂馬が中段に跳ねて積極的な攻めを見せました。
序盤から緊迫感のある面白い展開になっています。

途中、藤井竜王の8筋の歩を進める一手で渡辺棋王が1時間を超える長考。
持ち時間が4時間の棋王戦で1時間超えの長考は、かなり悩んだ一手と言えるでしょう。
形勢としてはまだ互角で、中盤での競り合いが続いています。
互角の状態が長く続いていましたが、終盤に入ってやや藤井竜王のミスが生じて渡辺棋王優勢になっています。

その後、藤井竜王側に詰みがある状況まで追いつめられましたが、そこから粘り一時は逆転する状況に。
しかし、藤井竜王が詰みを逃してしまい、再度の逆転劇。
評価値推移グラフを見ていただくとわかりますが、終盤は二転三転した事がよくわかります。
最後は渡辺棋王が藤井竜王の粘りを振り切り、勝利しました。

【棋王戦のタイトルを争う2人の関連データ】
【渡辺明棋王】
直近10局:6勝4敗
今年度成績・勝率:20勝17敗(0.5405)

【藤井聡太竜王】
直近10局:7勝3敗
今年度成績・勝率:48勝10敗(0.8275)

【2人の直接対決】
藤井聡太竜王の15勝2敗(藤井竜王が7連勝中)
※タイトル戦に限定すると藤井竜王の12勝1敗

【見所/注目ポイント】
データ上からは藤井五冠有利に見えます。
将棋ファンの方も、藤井五冠が最年少で六冠目を手にするのではないか、と期待している方が多いのではないでしょうか。
しかし、渡辺明二冠(名人・棋王)は棋王戦との相性がよく、現在10連覇中と経験豊富。
冬将軍と呼ばれ棋王戦の戦い方も熟知しています。
渡辺棋王は先手番だった第2局で負けてしまったのが悔やまれます。
第3局を後手番でブレイクし、何とか第4局の先手番に繋げたいと考えているでしょう。
戦型予想としては「角換わり」に進行する可能性が高く、渡辺棋王がガチンコでぶつかり合うか、
変化球で違う戦型に誘導するか注目です。

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