棋王戦第4局のAI評価値速報・形勢判断-藤井聡太竜王vs渡辺明棋王

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棋王戦第4局のAI評価値・形勢判断速報-藤井聡太竜王vs渡辺明棋王
2023年3月19日(日)
第48期棋王戦コナミグループ杯
主催: 共同通信社、日本将棋連盟

こちらの記事では棋王戦第4局のAI評価値速報・形勢判断をお伝えします。
ここまで藤井竜王の2勝1敗。第4局を勝てば史上最年少で六冠に!
※第4局は渡辺明棋王が先手、藤井聡太竜王が後手となります。
132手目渡辺棋王が投了。藤井竜王が棋王タイトルを奪取。六冠となりました。
棋王戦第4局・AI評価値/形勢判断-藤井聡太五冠vs渡辺明棋王
注目の戦型は角換わり。角換わり腰掛け銀の形で進行しました。
50手目を超えた辺りで後手の藤井竜王が強烈な攻めの一手(6筋への桂跳ね)を放ち、午前中から激しい展開になっています。
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【初手からの流れ/戦型は?】
渡辺棋王が選択したのは角換わり。典型的な角換わり腰掛銀の形で進行しました。
角換わり定跡に近い形で進みましたが、50手ぐらいから定跡を外れ藤井竜王が強烈な攻めの一手を放ちます。
(6筋への桂跳ね)午前中から激しい展開になりました。
後手番ながら藤井竜王の攻めが強烈でお昼の時点では即終盤に入りそうな緊迫した局面になります。
勝敗を分けたのは渡辺棋王の67手目(角銀交換に持ち込んだ一手)でしょうか。
※私が活用しているAI将棋ソフトを何種類か試したのですが、この一手が疑問手判定で形勢が傾き始めました。
この一手、非常に対応が難しいもので「角銀交換だから」と安易に飛び込むとカウンターを用意しているように感じます。
しかし、藤井竜王は冷静に対応し駒得の差を確保。
少しずつ差を広げていきました。

終盤、渡辺棋王も粘って反撃します。大きな差はない状況が長く続き、夕方の現時点で接戦となっています。

【棋王戦のタイトルを争う2人の関連データ】
【渡辺明棋王】
直近10局:7勝3敗
今年度成績・勝率:22勝17敗(0.5641)

【藤井聡太竜王】
直近10局:8勝2敗
今年度成績・勝率:51勝11敗(0.8225)

【2人の直接対決】
藤井聡太竜王の15勝3敗
※タイトル戦に限定すると藤井竜王の12勝2敗

【見所/注目ポイント】
データ上からは藤井五冠有利に見えます。
将棋ファンの方も、藤井五冠が最年少で六冠目を手にするのではないか、と期待している方が多いのではないでしょうか。
しかし、渡辺明二冠(名人・棋王)は棋王戦との相性がよく、現在10連覇中と経験豊富。
冬将軍と呼ばれ棋王戦の戦い方も熟知しています。
特に第3局では無敵を誇っていた先手番の藤井竜王から勝利しており、第4局は先手番のため渡辺棋王の連勝も考えられます。
藤井竜王は豊島九段と戦った叡王戦以来、久しぶりのフルセットになるでしょうか?

2人は棋王戦の後、名人戦も控えています。
2勝2敗でフルセットになるのか、3勝1敗で藤井竜王が最年少六冠を達成するのか。
結果次第で名人戦にも影響を与えるかもしれませんね。

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