藤井聡太棋王が3連勝で防衛!角換わり対策に豊島流村田システムを採用-棋王戦第4局

キレイな藤井曲線を描き完勝&棋王タイトル防衛!藤井棋王が角換わり対策に豊島流村田システムを採用 棋王戦
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2024年・棋王戦の第4局は藤井聡太棋王が勝って3連勝で防衛を決めました。3勝0敗1引き分け。
伊藤匠七段、竜王戦に続いて1勝が遠い結果となってしまいました。

【第49期コナミグループ杯棋王戦・第4局】主催:共同通信社と観戦記掲載の21新聞社、日本将棋連盟
【AI評価値・形勢判断解説】(先手)伊藤匠七段vs(後手)藤井聡太棋王
棋王戦第4局AI評価値-藤井聡太棋王vs伊藤匠七段
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【対局開始から終局までの流れ】
先手の伊藤匠七段は角換わりを提示。藤井聡太棋王は角道を開けず、角換わりを拒否します。
藤井棋王は後手番でも角換わりを得意としており、自ら拒否するのは非常に珍しい。
展開としてはABEMAの中継でも話が出ていたように「豊島流村田システム」(村田顕弘六段談)の形に。
棋王戦第4局AI評価値-藤井聡太棋王vs伊藤匠七段
意表を突かれた伊藤匠七段は午前中から長考。残り時間で1時間の差がついた状態で午後を迎えます。
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互角に進行していたものの、午後は少しずつ藤井棋王がリードを広げていく展開に。
最後は時間差が響いたのか、キレイな藤井曲線を描く完勝でした。
藤井聡太八冠vs伊藤匠七段のタイトル戦、竜王戦は4勝0敗/棋王戦は3勝0敗1引き分けと、
伊藤匠七段にとっては1勝が遠い結果となってしまいました。
ただ、そう遠くない将来、2人はタイトル戦で戦うことになるでしょうから、初勝利をあげる日も来るでしょう。
未勝利の呪縛から解き放たれた時、伊藤匠七段の巻き返しが始まるのかもしれません。
※伊藤匠七段は叡王戦で挑戦者決定戦まで進んでいます。

【棋王戦】
第1局は伊藤七段が「先手番の藤井八冠封じ」として持将棋定跡の深い研究を披露し、狙い通りの持将棋。(引き分け)
第2局は藤井棋王が後手番で快勝し、流れを引き戻しました。
第3局で藤井棋王が連勝し防衛に王手。
第4局は藤井棋王が「豊島流村田システム」(村田顕弘六段談)を見せ、3連勝で防衛!
伊藤匠七段との直接対決は10勝0敗1引き分けとなりました。

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