女流名人戦第3局のAI評価値・形勢判断の解説-伊藤沙恵女流名人が西山朋佳女流二冠に勝利

女流棋士タイトル戦 女流棋士
【広告】

カド番だった伊藤沙恵女流名人が挑戦者の西山朋佳女流二冠(女王、女流王将)に勝利。
伊藤女流名人は1勝2敗になりました。
※第49期岡田美術館杯女流名人戦
主催:報知新聞社・日本将棋連盟
特別協賛:(株)ユニバーサルエンターテインメント

今回の記事では、初手から投了までのAI評価値グラフを紹介しながら、解説していきます。
【AI評価値推移/形勢判断グラフ】
女流名人戦第3局のAI評価値・形勢判断速報
【広告】



先手の伊藤沙恵女流名人は左美濃から銀冠模様に玉上部を固めます。
挑戦者の西山朋佳女流二冠(女王、女流王将)は振り飛車「三間飛車」・美濃囲いに構えます。
西山女流二冠は飛車の振り場所を三筋から四筋、中飛車を飛車の位置を変え攻め所を探す。
伊藤女流名人は居飛車のまま中段でのねじり合い・位取りを制するため、下から押し上げていきました。

伊藤女流名人の方が中盤の争いを制し、流れが傾きます。
飛車を動かすことなく、他の駒だけで中盤を支配し流れをつかみました。
そのまま追い込み、西山朋佳女流二冠が108手目で投了。
伊藤女流名人が貴重な1勝目をあげました。
(過去、2連敗スタートから3連勝で防衛した女流タイトル保持者もおり、西山女流二冠としては
連勝スタートでしたが、気の抜けない戦いが続きます)

※少々残念だったのは、藤井聡太五冠と渡辺明二冠の棋王戦と重なってしまったことです。
(NHK杯で藤井聡太五冠の対局も放送していた)
色々重なってしまった1日だったので、せめてタイトル戦日程については女流棋士と重ならないようにするなどの
調整は必要かもしれませんね。

タイトルとURLをコピーしました