将棋会館4階の特別対局室を紹介-A級順位戦も行われた部屋で免除授与式

将棋会館の4階-特別対局室 その他
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2023年3月21日、千駄ヶ谷の将棋会館(日本将棋連盟)で行われた免状授与式が行われたのが
東京・将棋会館4階の特別対局室。
一般の方が入れない、4階のプロ棋士の特別対局室(対局場)で開催されました。
※詳しい内容はこちらの記事で解説しています。
将棋会館で免状授与式に参加した感想・体験談

免状授与式に参加していたプロ棋士の方は2人。
佐藤康光九段(日本将棋連盟・会長)
鈴木大介九段(日本将棋連盟・常務理事)
※関西将棋会館の方は谷川浩司十七世名人と井上慶太九段(日本将棋連盟・常務理事)

一般の方が入れるのは将棋会館の2階まで。
1階のグッズ売り場と2階の将棋道場です。
4階はプロ棋士の方達が使うフロアということで、先日のA級順位戦プレーオフ
「藤井聡太竜王vs広瀬章人八段」の対局が行われた部屋です。
(いつも放送の時に映り込んでいる空気清浄機を確認できました)

※全て写真撮影の許可を頂いた上で撮影しています。
将棋会館の4階-特別対局室-一般の方は立ち入り禁止
よく見ると、棋士の方が座る部分は畳が擦れていますね。
他にも印象的な部分があったので、紹介します。
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イスに座って免状授与式の開始を待っている間に部屋の中を観察すると、天井にカメラを発見!
将棋会館の4階-特別対局室-天井カメラ
これはABEMA将棋チャンネル等の生中継で使われているカメラではないでしょうか。
将棋盤は真上から映しますので、撮影用のカメラなのは間違いないでしょう。
重要な対局が行われる事も多い部屋に入れたのは貴重な経験でした。
(一生で一度の機会だと思いますので・・・)
ここで藤井聡太竜王がプレーオフを制して名人挑戦権を獲得した、と考えると
凄い場所で免状授与式をやっていただけているのだな、と感じます。

最後に、免状授与式の際に写真撮影タイムがあり、佐藤康光九段・鈴木大介九段と一緒に写真撮影をしていただきました。
将棋会館の4階で佐藤康光会長、鈴木大介常務理事と3人で写真撮影-
※当日、将棋の免状について、「竜王と名人が同じ方の場合もあると思いますが、負担が増えてしまいそうで心配です。
盛り上がれば免状申請も多くなるでしょうから尚更です。手当は出ているのですか?」と質問したのが筆者です。

お話を聞いていると、「会長職は(性格が)真面目なタイプがなる傾向があるのかな?」と感じる部分もありました。
私が会長職の方を意識したのが谷川浩司浩司十七世名人の時期だったので、谷川浩司先生から佐藤康光先生と続いたことで
そう感じるのかもしれませんね。

※別件ですが、1階のグッズ売り場は改善の余地があるかもしれませんね。
将棋の駒が多数置いてありますが、あれは滅多に購入されるものではないでしょうし、
いくつかサンプルを壁際のショーケースに入れておいて、中央部分はライト層向けの棋士グッズを置く方が良さそうです。
というのも、将棋会館に将棋を指しにくるような人は既に将棋盤や将棋の駒を持っているでしょうから、
「高級品が欲しい場合はこちら」という形で壁際ショーケースへ誘導。
「観る将」や「初心者の方向け」として、将棋に触れ始めた方向けにはライト層を意識した
棋士や将棋の小物系グッズをメインにした方がファン層拡大ユーザー獲得に繋がると感じました。
※実際、私の身近にも「将棋はよくわからないけど藤井君を応援しています」という方がいます。
ABEMA将棋中継を観ている方の中には、そういったライト層が多いのではないでしょうか。
※学校や職場で使えるような文房具関連、机の上に置きやすいようなものを中心にすると使ってもらいやすく、
学校や職場等で「将棋好きなんだ?」という自然な形での交流や会話に繋がっていくのが狙い。
例えば文房具&ペン立て、マウスパッド、小物入れなど。スマホケースだと大変かもしれませんので、
スマホケース/スマホカバーに貼れるステッカー/シールでも良いかもしれませんね。
普段持ち歩く物や、使うものをテーマに考えると良いと思います。
将棋の駒バージョンでもいいですが、人気棋士のバージョンもあると選択肢が増えて良いでしょうか。
スマホやPC用の壁紙をファンサービスで無償提供するのも地味に効果があると思います。
(〇〇の質問に回答してくれた方へ、特別な壁紙プレゼント!という形でユーザー向けにアンケート調査を行うのも手軽で良いでしょう)

特に今はABEMA中継等で将棋を観る機会が増えていますので、ライト層の方が多く存在しています。
そういった方が将棋会館に来た際、あまり専門的な空気を出し過ぎてしまうと定着しにくいかな、と感じました。

※余談
将棋の免状は高額なので家庭のある方だとなかなか申請しにくい場合もあると思いますし、
二度目を申請する機会がほぼ無いでしょうから、そういった意欲を満たすような何か特典があってもいいかもしれませんね。
(私も今回申請する際に、妻の同意を得る必要があったので・・・)

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