竜王戦第3局は藤井竜王が完勝!3連勝で防衛に王手!伊藤匠七段は苦しい展開に

竜王戦第3局は藤井竜王が完勝!3連勝で防衛に王手-藤井聡太竜王vs伊藤匠七段 竜王戦
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竜王戦第3局の封じ手後、じわじわとリードを広げた藤井聡太竜王が押し切り3連勝!
注目の同学年対決となった竜王戦ですが、ここまで藤井竜王が3連勝と無傷で王手をかけました。

第36期竜王戦第3局:10月25日、26日
主催: 読売新聞社、日本将棋連盟

【AI評価値・形勢判断解説】(先手)伊藤匠七段vs(後手)藤井聡太竜王
竜王戦第3局AI評価値-藤井聡太竜王vs伊藤匠七段
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伊藤匠七段が得意とする相掛かりでスタートした竜王戦第3局。
第1局・第2局に続いて藤井竜王が強さを見せており、隙の無い戦いで防衛に王手をかけました。

【封じ手後の展開は?】
長考して封じた一手はAI最善手となる5筋の歩を突いて攻撃を仕掛ける一手でした。
その後も最善手を続け、少しずつ差を広げていきます。
伊藤七段が流れを悪くしたとしたら、71手目の藤井玉の頭に銀を打ち込んだ一手でしょうか。
この一手、AIで深く調べていくと「当初は最善手で評価値はほぼ互角」という状況でした。
しかし、数十秒・1分と検討させていく過程で評価値が悪化。
-300程度になり、形勢判断としてはギリギリ「後手(藤井竜王)有利」と表示される範囲。
そこから後は、差が縮まることはありませんでした。
(5分ぐらい検討していたところ、更に評価値の差が広がりました。深く読むことで、最善手だった手が悪手表示となる状況)

そして終盤、藤井竜王の攻めが強烈で伊藤匠七段が追い込まれていきます。
竜王戦第3局の勝負所-AI評価値-藤井聡太竜王vs伊藤匠七段
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危なげない勝ち方で完勝と言っていいでしょう。
封じ手後は最善手の連発で、難しい展開でも的確に攻め込んでいきます。
藤井竜王、1局目・2局目・3局目と、ここまで明確なリードを許していないのでは?
八冠となって取材は増えているでしょうし、イベントにも呼ばれます。
集中しにくい状況になっているのではないかと思いますが、ここまで同学年のライバル
伊藤匠七段を寄せ付けない強さを見せています。
今年のタイトル戦で藤井八冠から2勝をあげたのは、羽生会長だけ。
ここから伊藤匠七段が巻き返すのか、このまま4連勝で決まってしまうのか。
注目の第4局は11月10日、11日に行われます。
王将戦:4勝2敗
棋王戦:3勝1敗
叡王戦:3勝1敗
名人戦:4勝1敗
棋聖戦:3勝1敗
王位戦:4勝1敗
王座戦:3勝1敗
竜王戦:ここまで3勝0敗

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