竜王戦第3局の封じ手は藤井聡太竜王になりました。
現在のAI評価値や候補手を参考に、形勢判断をまとめました。
第36期竜王戦第3局:10月25日、26日
主催: 読売新聞社、日本将棋連盟
【AI評価値・形勢判断解説】(先手)伊藤匠七段vs(後手)藤井聡太竜王
封じ手局面までのAI評価値の推移はこちらです。評価値としては「ほぼ互角」。
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伊藤匠七段が得意とする相掛かりでスタートした竜王戦第3局。
第1局・第2局と藤井竜王が先手後手の両方で快勝したことで、伊藤匠七段としてはここで勝っておかないと
一気にカド番に追い込まれます。
【藤井竜王の封じ手予想/AI候補手は?】
封じ手局面、攻めの手と守りの手が両方あり、選択肢が多い。
どちらを選択しても極端な差にはなりませんが、将棋AIソフトは若干攻めの一手を最善と判断しているようです。
(誤差範囲レベルですが)
私の直感としては、7筋に歩を打ち込む一手が良さそうに見えます。
そこから同桂に対して・・・⇒5筋の歩を突いて攻めを継続
または最初から5筋の歩を突いて攻撃⇒その後に角交換⇒飛車を5筋に回して攻めを継続
どの一手を選択するかわかりませんが、封じ手を含めて「AI同士で20回戦わせた結果」を紹介します。
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先手:8勝(44%)伊藤匠七段
後手:10勝(55%)藤井聡太竜王
引き分け:2
現時点での評価値通りで、勝敗も互角でした。
一手のミスで差がついてしまいそうな、競った局面です。
封じ手から数手は、かなり重要になりそうですね。
ここでリードを奪った方が、第3局の流れをつかむことになるでしょう。