王座戦の挑戦者決定トーナメント準決勝「藤井聡太竜王名人vs羽生善治九段」は藤井七冠が勝って決勝進出！
八冠制覇に向けて最後のタイトルとなる「王座戦」の挑戦者になるまで、後1勝です。
71期：王座戦挑戦者決定トーナメント
主催： 日本経済新聞社、日本将棋連盟
協賛： 東海東京証券（特別協賛）
【AI評価値速報・形勢判断】（先手：藤井聡太竜王名人／後手：羽生善治九段）
戦型：角換わり（藤井七冠は腰掛銀、羽生会長は早繰り銀）
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藤井竜王・名人の八冠をかけた戦い、という点で注目される王座戦ですが、
今回は対局相手が羽生善治九段／新会長という事もあって、タイトル戦よりも注目度が上がっていました。
藤井七冠が勝てば「八冠挑戦」が見えてきますし、羽生善治九段が勝てば「タイトル通算100期」に近づくからです。
注目された戦型選択は角換わり。後手の羽生善治九段は受けて立ちます。
早い段階で定跡を外れる展開となり、見慣れない形に。
終盤まで互角の状況が続く大熱戦になりました。
羽生善治九段が攻勢に出ましたが、藤井七冠が丁寧に受けて守り勝つ展開に。
最後は羽生九段の攻めが切れてしまい、投了となりました。
これで八冠制覇が見えてきましたが、藤井聡太竜王・名人は棋聖戦→王位戦を無事防衛できるかどうか。
その上で王座戦の挑戦者決定トーナメントの決勝戦に勝つ必要があります。
対局後のインタビューでも回答していましたが、八冠を意識するには早い段階。
まずは棋聖戦・王位戦の防衛戦を乗り越えなくてはいけません。
周りは八冠が見えた！と防衛を前提として話を進めてしまうかもしれませんが、
現在最も勢いがある佐々木大地七段が挑戦者。
まずは防衛戦を乗り越えられるかどうか。そこに注目です。
※勝負を決めた受けの好手を徹底解説！
羽生会長を苦しめた藤井七冠の受けの好手-王座戦準決勝で勝負を決めた一手を解説
※決勝戦の詳しい解説記事。読んでいただけたら幸いです。
王座戦挑戦を決めた藤井聡太竜王・名人の絶妙手9八角を徹底解説！将棋史に残る名勝負
