王将戦第5局の注目ポイント-戦型はどうなる?藤井聡太王将と羽生善治九段の対戦成績

角換わり腰掛け銀 王将戦
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【ALSOK杯王将戦】主催:毎日新聞、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟
【藤井聡太王将と羽生善治九段の全対戦成績】
ここまでは12局対戦があり、藤井聡太五冠の9勝3敗。
3敗のうち2敗が今回の王将戦という事から考えると、いかに羽生善治九段が好調を維持しているかわかります。
(挑戦者決定リーグを6戦全勝で挑戦権を獲得した好調さを維持したまま、藤井聡太王将に挑めている状況)
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過去、2人の対局で用いられた戦型は以下の通り。
角換わり:4回(他、一手損角換わりを含めると5回)
相掛かり:2回
横歩取り:2回
矢倉:2回
三間飛車:1回
※雁木:1回

藤井聡太五冠が先手の場合、現在であればほぼ「角換わり」(または相掛かり)を選択するでしょうから、
それに対して羽生善治九段がどう対応するか、という点に注目が集まります。
(今回の王将戦でも「飛車を振るのか?雁木か?」とツイッターでトレンドワードに入った事がありました)
王将戦は第4局まで終わっていますが、ここまで羽生善治九段は藤井聡太五冠に対して、
「後手番の時は角換わり同士のガチンコ勝負を避ける」ようにしています。
第1局は一手損角換わり。第3局は雁木。
そう考えると、第5局も「藤井五冠は角換わり模様でスタート」するが、羽生九段は他の戦型で迎え撃つかもしれませんね。
ただ、先日の棋王戦第2局で、渡辺明棋王が先手/藤井聡太竜王が後手番の対局で、渡辺棋王が仕掛けた角換わりを跳ね返し、
後手番で勝利しました。
(典型的な角換わりのガチンコ勝負)
その手順は当然参考にしてくるでしょうし、変化も研究してくるでしょう。
そういう意味では、奇襲を掛けるという意味で角換わりを受けて立つ可能性もあるように思えます。
広瀬八段が「世界最強の角換わり」と評していた藤井聡太五冠の得意戦型を打ち崩せれば、
王将タイトル奪取&通算タイトル100期達成が見えてきます。

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