王将戦第4局も藤井聡太王将の完勝!新構想で振り飛車最強の菅井八段に4連勝で防衛

王将戦第4局も藤井王将が完勝!ストレート勝ちでタイトル戦20連勝の新記録!王将戦
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2024年王将戦の第4局も藤井聡太王将が勝って4連勝のストレート防衛!
大山康晴十五世名人の記録を塗り替え、タイトル戦の20連勝という新記録を達成しました。

【第73期ALSOK杯王将戦第4局】主催:毎日新聞、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟
【AI評価値・形勢判断解説】(先手)藤井聡太王将vs(後手)菅井竜也八段
王将戦第4局AI評価値-藤井聡太王将vs菅井竜也八段
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【対局開始から終局までの流れ】
1日目:封じ手時点で評価値としては大きな差はなかったのですが、印象的だったのは藤井聡太王将が見せた新構想でした。
菅井八段は三間飛車。いつも通り飛車を振ります。対する藤井王将は何と角交換を仕掛けました。
相居飛車での一手損角換わりはありますが、居飛車vs振り飛車の対抗形ではかなり珍しいのではないでしょうか。
そして交換した角を即座に6筋の中央へ打ち込みます。
角交換から歩得になる手で、アマチュア将棋ではいくらでも見かける形ですが、
プロ棋戦ではほとんどない形ではないでしょうか。
藤井王将の事前準備に驚きます。菅井八段は色々と用意していたと思いますが、
この形はさすがに研究していなかったでしょう。
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2日目:1日目が39手(封じ手が40手目)までしか進まなかったことで、2日目もまだ駒組のような展開が続きます。
菅井八段も馬を作り攻めの形を作りますが、またしても藤井王将の驚くような一手が炸裂。
1筋に飛車を打ち込み、相手の馬を狙います。菅井八段は馬を守るために飛車を打ち込み、飛車交換へ。
その後も「自陣に竜と馬がいる形」になり、藤井王将は手堅く手を進めていきます。
少しずつリードを広げ、一度も王手をかけられることなく、そのまま勝利。完勝でした。

シリーズを振り返ってみても、藤井王将の圧倒的な強さが際立つ対局が多く、
菅井八段としては「手も足も出なかった」状況ではないでしょうか。
現役最強の振り飛車党として、最強棋士に挑んだ菅井八段。競った対局がなく、
悔しいタイトル戦となってしまったと思います。
ここから立て直せるかどうか。そして、藤井八冠から初めてタイトルを奪うのは誰になるのか。
2024年も藤井聡太八冠の強さが際立つタイトル戦のスタートとなりました。

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