2025年王将戦の第1局AI評価値速報・形勢判断の解説をお伝えします。
19時10分時点:永瀬九段が投了。藤井王将が勝ちました。
藤井聡太王将vs永瀬拓矢九段
【第74期ALSOK杯王将戦第1局】主催:毎日新聞、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟
【AI評価値・形勢判断解説】(先手)永瀬拓矢九段vs(後手)藤井聡太王将
永瀬九段が投了。藤井王将が勝ちました。
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【対局開始後の流れ】
振り駒の結果、永瀬九段が先手。相掛かりに誘導します。
1日目は永瀬九段が飛車が積極的に進出し、1筋から仕掛ける展開に。
強烈な端攻めが続き、藤井王将は苦しい展開のまま封じ手を迎えます。
1日目は永瀬九段が一歩リード。(残り時間等の面でも永瀬九段が優勢)
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2日目は封じ手で少し評価値の差が縮まる展開に。
一進一退の攻防が続きますが、永瀬九段が両桂を跳ねて角を交えて玉頭から攻め立てる展開が続き、
藤井王将は耐える時間が長くなってきました。
局面を複雑化させ、惑わせる一手で永瀬九段を苦しめます。
しかし永瀬九段はここまで一歩・二歩とリード。
間違えなければ一気に攻め落とせそうな局面を迎えています。
藤井王将、凌げるでしょうか。
その後、藤井王将は攻めの一手で相手の動きを止め、受けの一手で相手の攻めを凌ぎ、一気に互角の展開へ。
今度は永瀬九段が耐える番でしょうか。
まだ互角範囲内ですが、今対局で初めて藤井王将側に評価値が振れました。
実質互角でどちらがリードという展開ではありませんが、流れが藤井王将に傾き始めたように見えます。
藤井王将、評価値以上に厳しい展開だったのは確かで、どの時点でここまで読んでいたのか・・・。
驚愕の読み筋。
永瀬九段はここが勝負所。
評価値でもハッキリと差が開き始めました。
かなり苦しい展開から耐えに耐えて、少しずつ局面を複雑化させていき、ジワジワと差を詰め逆転。凄い。
感動しています。
「このままだとジリ貧だな」と感じる展開から粘りに粘って逆転勝利。
一体どこから逆転の筋を読んでいたのか・・・脱帽です。