藤井聡太五冠の対局予定で今週の注目は後手番になる渡辺明棋王との棋王戦

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今週の土曜日(2月18日)、藤井聡太五冠(竜王・王位・叡王・王将・棋聖)の対局予定の中でも注目の1局があります。
今週の目玉は渡辺明棋王との棋王戦第2局。
圧倒的な強さを誇る藤井聡太五冠ですが、最近「後手番」で負けが続いており、
「スランプ」なのか「後手番への苦手意識」のようなものがあるのか、不安視されています。
恐らくはスランプ等ではなくハードスケジュールによる準備不足が影響しているものと考えられますが、
先日の羽生善治九段との王将戦では、観ているファンが心配になるような指し手がありました。
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【最新の対局日程】2023年2月18日:渡辺明棋王(棋王戦第2局)※藤井五冠が後手
注目の理由としては、棋王戦第2局は「藤井聡太竜王が後手番」という事です。
先日の第1局は藤井聡太竜王が先手番で勝ち、1勝0敗の状況です。
王将戦では2勝2敗ですが、全て先手番が勝っています。
藤井聡太竜王は先手番の連勝記録を聞かれた際に「先手番で勝っているという事は、(勝率などを考えて)
それだけ後手番で負けているということです。そこが課題ですね」と話していることから、
後手番への取り組み方は何かしら考えているはず。
しかし、その上で先日の王将戦で「らしくない」手を指して負けてしまったことで、ファンの方達も不安に感じているでしょう。

そういった意味でも、今週末の渡辺明棋王との第2局が注目です。
渡辺明棋王との対戦成績はかなり藤井聡太竜王が勝ち越していますので、棋王戦第2局の結果次第で
今の後手番で負けている状況が「深刻な状況なのか」という点が見えてくるのではないでしょうか。
(ここでも完敗するようであれば、後手番に対する苦手意識のようなものを持ってしまっている可能性も生じます)

藤井聡太竜王はこの1週間で準備を整えてくるでしょうから、後手番でも互角以上に戦えるのではないかと推測します。
特に棋王戦は持ち時間が短いことから、後半は読み合いの棋力勝負(自力勝負)になりやすい為、
互角で中盤までたどり着ければ、後手番だとしても競り合いで互角以上に戦えると予想しています。
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