藤井聡太叡王の3三金型角換わりが不発!叡王戦第2局は伊藤匠七段が勝利で藤井戦初勝利

叡王戦第2局は伊藤七段が勝利!藤井戦初勝利で1勝1敗のタイに叡王戦
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藤井聡太叡王の新戦術3三角から3三金型の角換わりが不発に終わり、叡王戦第2局は伊藤匠七段が勝利で藤井戦初勝利を挙げました。
これで1勝1敗のタイに。今回は藤井聡太叡王が初めて見せた戦型を紹介します。

主催: 不二家、日本将棋連盟
協賛: レオス・キャピタルワークス、株式会社SBI証券(特別協賛)
持ち時間:叡王戦は他のタイトル戦と比べて持ち時間が短く、チェスクロック式。(使い切ると一手60秒未満)

【第9期叡王戦第2局】(先手)伊藤匠七段vs(後手)藤井聡太叡王
【AI評価値・形勢判断解説】
叡王戦第2局AI評価値-藤井聡太叡王vs伊藤匠七段
先手は伊藤七段。戦型は角換わりで進行します。
双方角換わりは深い研究で知られていますが、この対局では藤井叡王が自身初となる3三角から3三金となる角換わりを採用。
伊藤匠七段は慎重に対応し、角換わりとしてはスローな展開となりました。
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藤井叡王が見せた3三金型角換わりの局面を紹介します。
叡王戦第2局の勝負所-藤井聡太叡王vs伊藤匠七段
藤井叡王が3三角と指した局面。ここから伊藤匠七段が同角成り→同金(3三金)と進んだ形が3三金型の角換わりです。
記憶をたどった範囲なので他にもあるかもしれませんが、藤井八冠は過去に竜王戦で広瀬章人挑戦者に3三金型の角換わりを指されたことがあります。
藤井叡王対策として研究をしていた場合、この戦型はあまり考えてこないと思いますので、意表を突いた作戦と言っていいでしょう。
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しかし、結果的にこれが不発。少しリードされた状態で中盤を迎え、一度は逆転する局面もありましたが、
中盤から終盤にかけて緩手があり伊藤七段ペースに。
伊藤七段はそのチャンスを逃さず、最後までリードを保って念願の藤井戦初勝利を挙げました。
これで1勝1敗のタイに戻しました。
叡王戦だけでなく今後幾度となく戦うことになる2人の対局において、大きな分岐点となるような1局になったかもしれませんね。
呪縛から解き放たれた伊藤七段が藤井聡太叡王からタイトルを奪うのか。
「タイトル戦で連敗しない男」の藤井聡太叡王が再び強さを見せるのか。
注目の第3局は5月2日(木)に行われます。

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