王座戦第1局は永瀬王座が勝利!藤井七冠は先手番を落とし厳しいスタートに

王座戦第1局は永瀬王座が勝利!名誉王座に向けて大きな一勝! 王座戦
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王座戦第1局は永瀬王座が勝利!藤井七冠は先手番を落とし厳しいスタートになりました。
藤井聡太七冠がタイトルを奪取すると八冠。
永瀬拓矢王座がタイトルを防衛すると名誉王座。
どちらが勝っても将棋界にとって大きい出来事です。

71期:王座戦第1局:8月31日(木)
主催: 日本経済新聞社、日本将棋連盟

【AI評価値の推移グラフ】(先手)藤井聡太竜王・名人vs(後手)永瀬拓矢王座
振り駒の結果、藤井七冠が先手になりました。
王座戦第1局AI評価値速報-藤井聡太vs永瀬拓矢
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【初手からの流れ】
戦型は角換わり。藤井七冠が腰掛銀。永瀬王座は早繰り銀の形で進行します。
永瀬王座が以前話していた藤井対策。「未知の世界に引きずり込んで力戦系に持ち込むのは、
かえって難しいのではないか」
と話していたこともあり、徹底的に研究してきた展開に持ち込むつもりだったのでしょう。
だからこそ、藤井七冠の角換わりを受けて立ったのではないでしょうか。
(藤井七冠が得意とする先手・角換わりを破ることができれば、防衛に大きく前進する、という意味もあるでしょう)

まず最初にしかけたのは後手、永瀬王座。7筋の歩を突いて仕掛けました。
藤井七冠は受けて立ちます。
お昼休憩の時点では50%/50%と互角の状況。午後から一気に激しい戦いとなりました。

午後に入り、少しずつ藤井七冠のペースになってきました。
まだ差がついた、と言える段階ではありませんが、徐々にペースを握っていきました、

夕食休憩を挟んだ後に流れが一変。永瀬王座が粘り互角の状況に。
少しずつ永瀬王座に流れが傾きつつあります。
終盤、藤井七冠の「手渡し」の一手が永瀬王座を惑わせます。
ミスを誘い、再度藤井七冠がリードする展開に。

しかし、永瀬王座も粘り、互角に追いつき、そこから逆転していきます。
じわじわとリードを広げ、第1局を制しました。
今年度、先手番で負けていなかった藤井七冠に勝った永瀬王座。
今回防衛すれば名誉王座の資格を得ることになります。
次は永瀬王座の先手番。
一気に八冠制覇が厳しいと感じる展開になってきました。

※第1局の勝負所を徹底解説!
藤井聡太七冠が負けた理由と永瀬拓矢王座の勝負手-王座戦第1局の解説

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